秋が深まり「セイタカアワダチソウ」が目立つようになりました。このセイタカアワダチソウは、
花粉症や喘息の原因になると言われ、子供の頃はこの花を見ると「ブタクサ」と言って触っては
いけない雑草として記憶していて、遠くから眺めていました。
しかし、「セイタカアワダチソウ」と「ブタクサ」はまったく違う植物である事を知ると共に
「セイタカアワダチソウ」は花粉症の原因とならない事も知りました。
「ブタクサ」はスギやヒノキのように大気中に花粉が舞う風媒花、風によって花粉が運ばれます。
まさに花粉症の原因そのものです。
しかし、「セイタカアワダチソウ」は虫に受粉の手伝いをしてもらう虫媒花、花粉は飛ばないので
花粉症の原因とはならないようです。繁殖力の強いこの植物は、日本の生態系を脅かす外来種であり
ススキなどの在来種にとっても野放しに出来ない花です。
外来植物 セイタカアワダチソウ
繫殖力が強い
在来種のススキと競い合って繫殖する
虫や蝶に受粉の手伝いをしてもらう虫媒花
在来植物ススキにも勝り繫殖し続けている