迷える羊のメモ帳

こんな言葉 あんな花に癒されて生きる

メモ帳6ページ目 芝桜

2010-04-16 21:01:31 | 日記
今日は、雨まじりの真冬並みの寒さだった。
例年なら桜が去ると、本格的な春の暖かさが来るはずなのになぁ~

桜が満開をむかえ、人々が花見とか、飲み会だとかで浮き足立って
いる四月の頭に「伊勢原の芝桜も見事だぜ」と懐かしい友からメールが
きた、ソメイヨシノの美しさを尻目に芝桜も見事だぜと言わしめる花を
見に行った。

芝桜といえば、秩父羊山公園の花のじゅうたんが頭に焼きついているだけに、
友が愛でる芝桜とは・・? 期待がふくらむ。

一輪で存在感のある美しさを誇る花も好きだが、広い野原に広がる小花の群生
がより好きだ。たとえ踏みにじられても、食いちぎられても、死にも枯れもしない
その根強さに、より深い愛おしさを感じる。

さて、渋田川の土手に咲く芝桜は冷たい雨に濡れて、かすかな風にも花びらを
震わせてけなげに咲いていた、本来なら太陽に向って咲く明るい花だけに、その
花色もくすんでいた。市民の力でここまで植え込んだ気持ちに拍手を送ろう・・
寒い寒い一日だったが、震えながら咲く花々の勇気に癒された気持ちと、
「芝桜も見事だぜ」と云った友の素朴な優しさに触れて、心が熱くなった。

今晩の晩酌は定量をこしそう・・・
酔う前に今日だけは、迷える羊に持つべきものは金品ではなく、良き友ですよと
言い聞かせた。



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