メモ帳１８６ページ目 待ち遠しい春

立春過ぎて、なお大雪に悩まされる雪国の方々の苦悩が痛いほど伝わ
ってきます。
生まれも育ちも札幌の私は、冬の夜長に深々と降り積もる雪をどれだけ
呪ったものか・・？学校や仕事に出かける時、玄関の引き戸が開かない
事もあった。

それでも、新聞配達人の足跡をたどって車道までたどり着き転倒しない
ように小股のすり足で上手に歩いたものだ。しかし、一瞬の油断でケガ
までいかなくとも青あざは度々作っていた。

上京した当時は、雪が恋しい訳ではなかったが、5年ほどスキー場に出か
けて行ったものだが、キラキラ輝くアスピリンスノーには出会えなかった。
住めば都、住み慣れると雪の無い冬が居心地よくなってしまった。

今週は、雪深い我が故郷は、雪を楽しむ「雪祭り」を開催している・・が
気温の上昇で雪像が倒れケガ人が出たとの事で取り壊した像があるという、
寒さの中、雪と格闘しながら作り上げた作品だけに悔しいだろうなぁ～と
思っている。

ここ東京も寒い日が続いているが、わが町の梅園では「梅まつり」が開か
れている、予想外の気温の低さで開花が大幅に遅れているとの事である。
梅が遅けりゃ桜も遅くなるだろうなぁ～と思いながら待ち焦がれている。

去年の日記を開くと、2/11建国記念日に朝、窓を開けたら真っ白だった。
積雪ありと書いてあった。そろそろ暖かい日差しが恋しいこの頃である。

花屋さんに勧められて、無精者が3年前
から育てているサボテン、花を付け始めた。

メモ帳１８５ページ目 路上詩人

立春とは云え冷たい風が通り抜けるコンコースで、路上詩人が商いを
していた。

アナタの目を見て、アナタの雰囲気からの印象で「詩、言葉を書きます」
が彼のパフォーマンスであり、商売である。

書き手と依頼人が数分見つめあうだけで、何が分かり合えるのかと思
うが、迷いを感じさせない勢いで、毛筆を巧みに操りサラサラと書き上
げて行く度胸の良さに見入ってしまった。

書き手は未だ若い、突然のひらめきから言葉を考え依頼人を唸らせる
という商売には霊感的要素があるようにしか思えない。

目は心の鏡、目を見ればその人の心が読み取れるとも言われるし、何
も云わずとも、目は口ほどにものを言うとの諺からすると、見つめ合って
インスピレーションの刺激によって作り出された言葉を贈る事で繁盛して
行けばこれほど素敵な商売は無いと思う。
しかし、見つめ合う瞳に悪しき物が見えた場合には、癒しの言葉を贈って
くれるとなると何かが違う気がする。

書き終えた色紙を手にした人は、本質を見抜かれたように心境とピッタリ
と合ってる詩だったので驚きましたと語っていた。
今回は感心しながら見るだけで依頼はしなかったが、何処かで見かけたら
お願いする積りである。
「迷える羊」の心の中をどんな言葉で表現してくれるのか楽しみが増えた
気がした。

メモ帳１８４ページ目 願掛け人形ボージョボー

　
願掛け人形、ボージョボーが私の所にやってきたのは、1993年6月である。
そろそろ20年近くになるが、持ち主に逆らい続けて、いまだ一度も願いを
叶えてくれていない。

サイパン旅行の土産品店の隅っこに裸でぶら下がっていたボージョボー
人形は、サイパンの先住民族であるチョモロ族が作る人形で、つる草の
実とココナッツの繊維で作られている、男女ペアになっていて、つる草の
ひもで作られた手足を結ぶ事によって、いろいろな効果が出てくるらしい？
自分なりに、恋愛　金運　結婚　健康　総合運等を試してきたが、特別な
事はなかった、結び方が違うのかと思うがそんな馬鹿な事はないだろう？

日本では、テレビ番組で紹介されてから人気が出てきたらしく、爆発的に
売れているらしい、本家のロゴマークをまねた偽者が横行しているらしい
が、本物、偽者に係わらず人形のポーズで願いが叶うなら苦労はない・・

ちなみに、私のボージョボー人形もロゴマークも本物で、発売当初に付け
られた最も古い物であることが分かった。確か1,000円前後であったと思う
が、現在日本で売られている物は4,000円前後で、カラフルな腰みのをつけ
ている。何処で買ってもご利益は保障できない。

今年は欲張らずに健康運だけを願って、体の前で腕を組むポーズに固定し
て毎日お祈りすることにしようと考えている。

この願いだけは必ず叶えて下さいね「ボージョボー」様

愛の願いを叶える結び方、男の子の脚を結ぶ
お金を得られる結び方、両手を背中で結ぶ
結婚を願う結び方、女の子の左足と男の子の右足を結ぶ
健康を願う結び方、体の前で腕を組む
総合運アップの結び方、それぞれの左手を頭の上に結ぶ