ﾌﾞﾗｯﾄﾞ･ﾀﾞｲｱﾓﾝﾄﾞ

レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー出演。
９０年代のアフリカを舞台に、ダイヤモンド産業の内幕と、ダイヤモンドのせいで内戦や暴力、貧困にほんろうされるアフリカの姿が描かれています。
　ダイヤモンド産業の現在までつながる社会や人たちの仕組みをわかりやすく見せてくれた、すぐれた教育映画です。
宝石を欲しがる女性がいる限り、この連鎖や構造が続いてゆく。「ダイヤを欲しがるような女性はNoThankYou！、大量殺人の繰り返しの間接的な共犯者でもあるんだ」と映画を見た直後は思ったが、そんな気持ちも、この平和な日本ではうやむやになってしまうだろうし、男もダイアモンドを欲しがる人もいますし、買う男も共犯者ですね。でも何気ない平凡が、何気ない平和がこんなにも有り難い事だと実感できました。
　ディカプリオは童顔ながら、タフガイの役に違和感がなく、逆にこういう役にはふさわしい俳優になりました。そんな好演が映画を見ごたえのあるものにしています。
　そんなディカプリオはロケで訪れたモザンビークの孤児院で女の赤ちゃんを養子にしたらしいです。