出演者は小林聡美、小泉今日子、加瀬亮、市川実日子、永山絢斗、光石研、もたいまさこ 。「もたいまさこ」にイタっては、この監督のミューズだ。
コレで室井滋が出ていたら面白いのに.....
変に変わることなく、せせらぎのようにゆっくりと進化を続ける、そんなシンプルな美意識を貫いてきた街、「我が」京都が舞台ﾃﾞｽ。
街の背骨のような大きな川。
その芯に繋がるいくつもの小さな川や京都盆地の下に眠る大量の湧き水。
そんな確かな水の流れがある京都の街に住み始めたのは、中”芯”で水を感じる三人の女たち。
豆腐を売る女性。
コーヒー店を始める女性。
そして、ウィスキーしか置いてないバーを営む女性。
多くを語らず、そよぐ風のように暮らす三人の女たちにかかわることによって、やがてそこに住む人たちの心にも、自然な優しさが満ちている風が吹き抜けていく。
今の時代、ほんとうに一番大事なこととは．．．．。
そんな人の思いが静かに強く、いま、京都の川から流れ始める。
決して京都を押し付けない。
俳優の喋り方や、ロケーションから、それが感じられました。
そんな風に京都が選ばれるのはいいことだ。
「頑張るのも大事だけれど、頑張り過ぎなくても大丈夫だよ」そんな感じ．．．．