Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

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ダイヤ・バイヤーズ・クラブ

2014-02-27 09:45:04 | 映画
ハリウッド俳優の減量や増量、老ける、若返るは、珍しい役作りではなくなった。
筆頭はやはり「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニーロ。
次点は「マシニスト」のクリチャン・ベール。
最近なら「アメリカン・ハッスル」の全ての役者たち。
しかし「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒーは、20キロ以上の減量に踏み切っている。
彼が扮したのは、エイズにかかったテキサスの電気技師。
酒とドラッグと娼婦が好きで、ゲイを毛嫌いする。
そんな男がHIVウィルスに感染し、病院で余命30日を告げられた。
さてどういう行動に移すか?
いわゆる「難病もの」悲劇ではない。
主人公は実在の人物。
ノンフィクションである。
そこで意表をつく行動に出る。
会員組織を作り、会費を取る代わりに、政府が承認していない薬を会員に配布する。
最初は自分自身のためにはじめたことが、奇妙な広がりをもっていく。
陰翳豊かな演技。
感傷やヒーローイズムを避け、ロマンチシズムに足を取られない芝居。
観念や情緒に振りまわされることなく、ひとつひとつの実感を根気強く拾い上げていく。
怒りや笑いや悲しみは、色や温度が異なる。
演技の勝負はやせてから始まったのかも。
推測ですが、コレは今年のアカデミー主演男優賞ですね~
☆☆☆☆☆