「アベンジャーズ」とは、アメリカンコミックの会社マーベルで、それぞれ主役を張っていたヒーローたちが共演する映画デス。生い立ちや背景も異なるヒーロー、ヒロインを集めチームとして機能させるには一筋縄ではいかない。
ストーリーの中では「独りよがり」になったり「善」に傾いたと安心すれば「欲」という悪に近い物も出てきたり、そんな身勝手なヒーローたちが時系列とともに信頼しあうようになる。
その結果、最大の危機を前に、お互いの能力を最大限発揮し、犠牲まで払う感動の仕立て。
ストーリーはいきなりエンジン全開で、東欧の雪山でアベンジャーズが戦いを繰り広げる。
彼らにはお互いに信頼があり、日本の会社員並みに飲み会もする仲良し。
しかし不都合なのは新たな敵や、新メンバーを登場させれば、ストーリーはいくらでも追加可能だが、メンバーの葛藤がなければ面白くならないから。
そこで、今回はプチ仲間割れ。
そのためにトニー・スタークが生み出した人工知能を敵に選んだ。
おかげで今作にもドラマが生まれ、前作を上まわる派手なアクションがたっぷり。
まとまった最強チームにほころびが生まれる展開。
今後、彼らが意見の違いや対立を乗り越えて、より深い友情と信頼で結ばれるとき、とてつもなく大きな感激が押し寄せてくる。
しかし相変わらずこの映画はエンドロールを最後まで見ないといけない。