Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

ヴィーデルは四条烏丸の美容室です。フランス仕込みの技術 ナチュラルで優しく ふんわりとしたヘアスタイル

ありす

2016-07-16 10:32:31 | 映画
ティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」は、主人公の設定を19歳へし、ストーリーも大胆に改変。
ジョニー・デップが得意の白塗りで扮したマッドハッターや、ヘレナ・ボナム・カーターの頭部をVFXで巨大化させた赤の女王をはじめ、ヴィヴィッドで奇天烈なキャラクターたちもバートン満点の娯楽作だった。
その続編「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」。
アリスは前の冒険で、ハッターと助け合いながら、アンダーランドと呼ばれる世界の救世主になった。
今回は家族の悲劇の記憶にとらわれ衰弱死しそうなハッターを救うため、時間旅行装置に単身乗り込み、追っ手をかわしながら過去を変えようと奮闘する。
自立した女性像がより強調されているのは明らかで、これは配給のディズニーが近年一層力を入れてきた路線(代表格は「アナと雪の女王」)と一致する。
アリス2部作や「美女と野獣」「ムーラン」「マレフィセント」といった具合に、強い女性を描き続けている。
今作では、ハッターの過去をたどる旅のなかで、白の女王と赤の女王の幼少期から続く確執も示して、主要キャラクターを深掘りした点も見逃せない。
他者の過去に触れることで、自身の“今”という時間の大切さを知る。
現代に生きる女性に贈られる人生訓は、シンプルで力強い。
バートンが具現化した奇矯なキャラたちで説くには、少々真っ当すぎる気もするけれど。