Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

ヴィーデルは四条烏丸の美容室です。フランス仕込みの技術 ナチュラルで優しく ふんわりとしたヘアスタイル

CHICAGO 7

2020-09-26 06:25:06 | 映画
1968年にアメリカはシカゴにて民主党大会が開かれようとするタイミングに合わせて、ベトナム戦争反対派が15000人を引き連れて反対のデモを行ったという話です。
暴動を扇動した7人が裁判で裁かれるという筋書きです。
良くある映画の筋書きですと、裁判を行う政府側が「悪」、反対をする人たちが「善」と言う展開で、真理をつかみ取り勝利を収めるというのが良くありがちな展開なのですが、ちょっと違いました。
反体制が体制側を打ち負かさないのですね。
ただ、キャスティングが豪華すぎるので、またキャスティングを最初から一気に出してしまうので、酔ってしまいます。
ただ多くのシチュエーションにおいて、人となりや人の思考、そして人の行動が自分なりに想像できるところに面白みを感じます。
また思考と行動は必ずしも一致しないのだというところにも、ある種の裏切り感も感じました。
思考は違う様々な人たちなのに同じ活動をすると言うカテゴライズも見ながら悩ませる一端です。
昨今のネット上の記事では、文脈が簡略で短いものしかニュース記事には上がりません。それは原稿用紙何枚分もの詳しく調べられたものには一般視聴者は飛びつかなくて、アクセス件数を稼げないからです。そのためか前後の文脈を省いて中抜きしかしない記事も多く見受けられます。この映画の場合、中抜きをしても、前後の文脈や、そのシチュエーション、その時の当事者の心理等も描かれているので、そういった意味では現在のニュースソースのあり方への提言ともとらえられました。