Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

ヴィーデルは四条烏丸の美容室です。フランス仕込みの技術 ナチュラルで優しく ふんわりとしたヘアスタイル

ワース

2023-03-01 13:16:59 | 映画

初めは傷付いた国民や被害者遺族、国へ貢献したかった。
いち早く対応することで、困っている方々を経済的に助けてあげたかった。
だから儲かっている弁護士事務所にも関わらず、無償で働くと決意した。
その次に、このプロジェクトが成功すれば自分への評価が上がり、その後の経営状況が好転し、より良い利益をもたらすことが可能だと考えたと思う。
どちらに重きを置いたのかは本人では無いので察するしかない。
事務的に官僚的に、お役所仕事的に進めたかったのだろう。
しかし十人十色、9000人には9000通りの人生が有る事に直面する。
別事情だが今の日本ではカスタマーハラスメント(客からの不当な圧力や脅迫)を受けることが多いと聞く。
こちらも自分の思いや自分のルールを、簡単に言えば「わがまま」を威圧的に押し付けようとする。
確かに劇中では政治家を取り込んだ航空業界側が訴訟に持ち込まれて経営が破綻しないようにと言う悪意がある。また、早く解決に持ち込んで早く経済的にも助けてあげたいと考えながらも、より多くの補償金を勝ち取ろうとする悪意の弁護士も居る。
そして被害者の感情の爆発。どれもが辛い。
善意が、これ程ねじ曲げられれば戦意喪失しかねない。しかし主人公は同僚や部下、被害者の思いからも我を振り返り、何か原点にでも戻ったかのように寄り添い始めた。
落とすのも人、掬い上げるのも人、人から学び、人へ伝える。人との絡みも避けず、寛容な受け止め幅を得たのでは無いだろうか?


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