ハッキリ言って原作を読んだ事がない。
良くある原作への媚びに基づく“完全コピ-”と称するダイジェスト戦術だと思っていた。
適当に人気俳優を並べれば動員数が稼げるだろウ的な映画だと思っていた。
しかし、むしろ役者を追い込むほどの気迫さえ伝わってくる。
荒唐無稽な世界のエッセンスを2時間に上手く圧縮している。
開巻から40分は息を呑んでいた。
何せスジが解らないのだから。
死んだはずの人間が招かれた不条理な世界で強いられる、生死を懸けた戦いの緊張感。
時折挿入される人を食ったようなコメディリリーフは、より不気味さを出す。
弛緩した日常から切り離され、戸惑いつつもリアルな生を実感し、次第に決然となっていく筋書きは、原作読者の若者に刺さるだろう。
痛みを表す上で、グロテスクを避けていないことや、CGのみならずアナログ特撮との融合は効果的だ。
本気度を示す爆破の快感、役柄に同化した俳優の表情。
すべてがうまく絡まり合い、感情移入を促している。
全2部作の前編ながら意味不明なフワフワ感で引っ張るだけでなく、はじめて見る人のためにキャラクターの成長譚として完結させている点も好感度大。
全く見たことの無い僕までが、いちよう続編は見ようかなと思わせた。
良くある原作への媚びに基づく“完全コピ-”と称するダイジェスト戦術だと思っていた。
適当に人気俳優を並べれば動員数が稼げるだろウ的な映画だと思っていた。
しかし、むしろ役者を追い込むほどの気迫さえ伝わってくる。
荒唐無稽な世界のエッセンスを2時間に上手く圧縮している。
開巻から40分は息を呑んでいた。
何せスジが解らないのだから。
死んだはずの人間が招かれた不条理な世界で強いられる、生死を懸けた戦いの緊張感。
時折挿入される人を食ったようなコメディリリーフは、より不気味さを出す。
弛緩した日常から切り離され、戸惑いつつもリアルな生を実感し、次第に決然となっていく筋書きは、原作読者の若者に刺さるだろう。
痛みを表す上で、グロテスクを避けていないことや、CGのみならずアナログ特撮との融合は効果的だ。
本気度を示す爆破の快感、役柄に同化した俳優の表情。
すべてがうまく絡まり合い、感情移入を促している。
全2部作の前編ながら意味不明なフワフワ感で引っ張るだけでなく、はじめて見る人のためにキャラクターの成長譚として完結させている点も好感度大。
全く見たことの無い僕までが、いちよう続編は見ようかなと思わせた。
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