高速列車を舞台に、乗り合わせた殺し屋たちの任務と因縁が交錯する。いつも事件に巻き込まれる、運の悪い殺し屋てんとう虫は簡単な仕事を請け負ったハズだった。しかし、なぜか9人の殺し屋たちに命を狙われ、すぐに終わるはずだった仕事は困難を極める。伊坂作品は、伏線や仕掛けが張りめぐらされ、終盤で回収されていく構成にある。映画では10人の殺し屋たちを小気味良く絡めとっていく。本作での殺し屋や泥棒やギャング、ならず者が数多く登場するが、誰もがそれぞれの人生哲学を貫き、個々の在り方が尊重されている。レモン、オレンジ、てんとう虫、王子、長老、白い死神、狼、蜂、それぞれの殺し屋たちのキャラクターが生き生きと立ち上がっている。そのカラーを衣装や音楽でも表現したことで、殺し屋たちの人間ドラマは、より深みを増している。そして物語の中には「制限」がある。その中で各々が如何に対処するか?それもまた面白くしている。全く持ってふざけた映画だ。でもそのバカらしさ、なぜか9人の殺し屋たちに命を狙われ、すぐに終わるはずだった仕事は困難を極めるのか?それを楽しんでもらいたい。
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