Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

ヴィーデルは四条烏丸の美容室です。フランス仕込みの技術 ナチュラルで優しく ふんわりとしたヘアスタイル

秘郷

2015-04-15 03:39:24 | 町ネタ(京都編)








町の喧騒を離れて今日も同じ時間に明かりがともる。
行き交う人、一日に疲れた人、ストレスを発散さしたい人。
さまざまな人間模様が凝縮される街 大宮。
なんて....
そんなたいそうな...








大宮に有るのに何故か「新宿会館」
マジカル・ワンダー・ランド?
ミステリー・ゾーン?
そんなところへ明るいうちから。
今回は焼き鳥屋さん。
最近某雑誌にて立ち飲み特集がされていたから、キレイ目でオシャレなカップルも呑みに来ていましたが、あまりの汚さに、ビール1杯で退散。
そうそう、あなたたちは椅子に座って食べられるオシャレなところへ行きなさい。
ココはオッチャンの聖地なんだから。








初めてでも、酔った振りして隣のオッチャンとの会話を楽しまなきゃね。
そうやって可愛がってもらえれば店の常連さんに仲間入りだよ。
そんな立ち飲みビギナーは不慣れなうちに帰る街、大宮なのだ。
ココへ来るにはある程度の人生経験は必要だ!


マジック・イン・ムーンライト

2015-04-14 08:32:04 | 映画
女は、霊界との交信を売りにするアメリカ人の占い師。
男は、女のイカサマを暴く目的で接近した英国人の魔術師。
天敵の関係にある風変りな男女が喧嘩しながら恋に落ちていくストーリーラインは、1930~40年代にハリウッドでよく作られたコメディを踏襲している。
ウッディ・アレン監督作の中では、催眠術にかけられた天敵男女の恋を描いた「スコルピオンの恋まじない」にノリが近い作品。
映画を面白くしているのは、コリン・ファース扮する魔術師スタンリーのキャラのねじれっぷり。
ステージに立つときはメイクとコスチュームで中国人奇術師のウェイ・リン・スーを装い、占い師のに接近するときはタップリンジャーという名の実業家を装う。
別人格の鎧をまとい、自分の周囲にイリュージョンを作りあげて生きているスタンリーは、世の中もまやかしに満ちていると考えている懐疑主義者だ。
そんな彼が、ソフィにスピリチュアル・パワーがあると信じ始めたとたん、よじれた縄がスルスルとほどけていくように素直な男に変貌する。
その過程を、軽妙に演じるファースが実にチャーミングだ。
やがてスタンリーの胸にはソフィへの恋心が芽生えていく。
それは彼が何かを無条件で信じる経験をしたから。
そこにアレンは恋愛の本質を見出している。
そう、恋愛とは思い込みの産物。
誰かを好きになる気持ちは、イリュージョンや降霊術を本物だと思い込む気持ちと変わりない。
だからガードを下げて、マジシャンにだまされるように恋愛を楽しみなさいと、この映画のアレンは語りかけてくる。
スタンリーとソフィがドライブ・デートする場面に、同じく南仏を舞台にした「泥棒成金」のオマージュが感じたられたり、2人が天文台で雨宿りする場面が「マンハッタン」のプラネタリウムの雨宿りを思い起こさせたり。
映画ファンの心をくすぐる遊びも楽しい。


手作り感満載

2015-04-13 02:21:43 | 町ネタ(京都編)
手作り感満載なのは、料理は当たり前でしょうが、店内の内装がそんな感じ。








キャッシュオンなので、お金は置いたままにして置きました。








何故かカツサンドがあったので。
辛さの調節が「おとな」みたいです。








ついでにトマトのオイルサーデンも。
ん~


バード・マン

2015-04-12 08:20:30 | 映画
長まわし映像の信仰に、私は疑問を持っている。
キャメラを延々とまわすだけで面白い映像が撮れると考える馬鹿は論外だが、役者の出し入れや台詞のタイミングなどの精緻な計算を過大評価するのも考えものだと思う。
そこで止まると、映画は数学を超えられなくなる。
注意すべき要素はまだある。
シフトチェンジだ。
マニュアルシフトの車では、こまめなギアチェンジが求められる。
カーブの多い道や高低差のある土地ではなおのことそうだ。
長まわしにもシフトチェンジが要る。
「バードマン」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、さすがにそこを見落としていない。
まず彼は刃の切っ先を定めた。
怠惰で貪欲なブロックバスター映画、ショービズ界の自意識過剰、役者たちの肥大したエゴ……
これら3つを串刺しにした上で、主人公の「長い悪夢」を映像化しようと企てたのだ。
そこで彼は工夫を凝らす。
最初は、曲者俳優をそろえたことだ。
リーガンに扮したマイケル・キートンの傍らにはエドワード・ノートンとエマ・ストーン(3人ともスーパーヒーロー映画に出演した過去がある)を配し、その外周にナオミ・ワッツ、ザック・ガリフィアナキス、アンドレア・ライズボローといった渋い脇役を集めたのだ。
劇場の舞台裏という狭い空間に彼らが出没するだけでも、映像は変化球のように曲がったり落ちたりする。
もうひとつの工夫は、キャメラに鳥の動きと水の動きを取り入れたことだ。
リーガンの別自我がバードマンなのだから、これは必然のなりゆきだったか。
この手法は狭い空間と広い空間のコントラストを生かせるし、悪夢特有の幻想性や非連続性も獲得できる。
というわけで、「バードマン」は眼と耳を刺激してくれる悪夢映画になった。
惜しむらくは、黒い笑いの量がやや足りなかったことだが、これはないものねだりだろう。
長まわしの映像ばかりに眼を取られず、役者の投げる変化球や、針の穴を通すようなイニャリトゥの制球力にも注目していただきたい。