『大陸だけの四大文明に対し、島国日本の一万年縄文時代が凄い』
『島国日本の「定住でも農耕なし」の縄文時代・文化(火焔土器や
遮光器土偶)・人口数十万・文字なしでは「縄文文明」にはならず』
『大陸の大河流域で興った「世界四大文明」;メソポタミア文明・エジプト文明・
インダス文明・中国文明で、「四大河文明」とも呼ぶ』
世界四大文明と、以降の文明は、この4つの流れをくむ、という仮説的な考え方をさすそうですが、これに対して、縄文時代(紀元前14500年から前300年頃)・文化の礼賛者の傘寿としては、『縄文時代・文化(火焔土器や遮光器土偶)』は、凄いと思います。
世界四大文明とは何か
- 中国文明(紀元前14000年から紀元前12000年頃)
- インダス文明(紀元前7000年頃)
- メソポタミア文明 (紀元前5500年頃)
- エジプト文明(紀元前5000年頃)
文明の要素とは
- マルクス主義の考古学者ゴードン・チャイルド(1892年-1957年)の定義では、文明と非文明の区別をする指標として次のものを挙げている。
- 効果的な食料生産
- 大きな人口
- 職業と階級の分化
- 都市
- 冶金術
- 文字
- 記念碑的公共建造物(ピラミッドなど)
- 合理科学の発達
- 支配的な芸術様式
縄文時代・文化(火焔型土器や遮光器土偶)のこと
土器と弓矢の使用、磨製石器の発達、定住化の始まりと竪穴建物の普及、環状集落等の定住集落や貝塚の形成、植物栽培(半栽培)の始まりなどが挙げられる。
火焔型土器
ウキペデイア情報から引用
遮光器土偶
ウキペデイア情報から引用
縄文時代には、巨大石造建築物がなく、さらには『島国日本の「定住でも農耕なし」の縄文時代・文化(火焔土器や遮光器土偶)・人口数十万・文字なしでは「縄文文明」にはならず』でした。 文字がなくても古代アンデスは、巨大石造建築物がありましたの『古代アンデス文明になりました。
南米ペルーのカラル遺跡(紀元前3000年から前2000年頃)の古代アンデスは『文字なし』でも『記念碑的公共建造物』を持っておるので『古代アンデス文明』と呼ばれています。
カラル(Caral)遺跡;
古代アンデス文明の遺跡で、2009年に世界遺産リストリストに登録された。 ペルーの首都リマの北方およそ200㎞に位置するリマ県バランカ郡のスーペ谷に残る大規模な遺跡で、研究者たちの中にはアメリカ大陸最古の都市遺跡と評する者もいるが、その評価は完全に定まっているわけではない。
ウキペデイア情報から引用
太平洋岸から約20kmのスーペ谷にあるカラルの大神殿、文字はありませんが、『記念碑的公共建造物』を持っていますので、これで『世界五大文明』になります。 文字はなかったと言われていますが、『キープ』は使われていたようです。
キープ
キープは単なる記号以上の複雑な体系を持ち、言語情報を含んでいることが近年の研究によって明らかにされている。王や役人は人民の統治に必要な情報などをキープに記録し、その作製および解読を行うキープカマヨック(キープ保持者)と呼ばれた役人がいた。
縄文時代・文化は古代文明に分類に入れないことは、納得ができました。 カラル(Caral)遺跡には文字はなさそうですが、あの巨大石造建築物がありましたので、世界五大文明に入ることも納得です。
(記事投稿日:2023/03/05、#632)