「奥出雲の帰りに笹を取って帰ること」
今日は病院職員の相談日です。
この地方は月遅れの端午の節句には笹巻きを作り、菖蒲、蓬などと一緒に供えます。ずっと前はマコモで包む家もありましたが、川が汚れた今は笹巻きに変わりました。
巻き方は、その家によって異なり、私の住む町は笹が無いので葉をケチった巻き方をします。山のほうは5~6枚も使って豪華に仕上げます。そして都会へ出ている子どもや親戚に送る習慣があります。
どこかいい場所を探さないとと思って着いた病院の駐車場を見ると、下の崖に見事な笹があります。「これだ」と見当をつけてから仕事。
終わってから早速新芽の笹を取りました。節から取るとポキンと簡単に折れます。暖かい日が続いたので葉も例年より大きくなっていました。
そのあと、地産市場で奥出雲産のもち米の粉を買いました。「仁多米」のブランドの米です。
用意は完璧。!!
これなら秘書も文句を言わないだろうと胸を張ってご帰還。明日は秘書が笹巻きを作るでしょう。自称秘書=またの名を山の神。