九州では最大級の警戒をと呼びかけています。
線状降水帯が繰り返し九州の各地を通過しているのです。
今日から明日にかけてが最大の山場と言います。
これは人ごとでないです。
今年から自治体等から出される避難情報が、
より現実的な五段階に変更されました。
しかし避難勧告や指示が出ても、
実際に避難する人はごく少数というのが実際で、
人命にかかわる被害を大きくする場合があります。
人が行動を起こす避難スイッチは、
単独や家族だけでは決めきれないことを示しており、
少なくとも三つの要素が重ならないと人は動きません。
それは初めに記した「避難情報」で、
二つ目は「環境変化」です。
雨の降り具合、川の増水具合、山の崩落の前兆(出水・岩の崩れ・匂い)等か。
これでも家に留まる人はいます。
三つ目が「近隣誘導」です。
躊躇していた人は隣人や防災会の呼びかけでやっと動きます。
地域の連携による避難呼びかけが人の心にスイッチを入れるのです。
行政はマクロでの避難呼びかけをするが個人個人には出来なく、
さらに現地の環境を把握してのことではないので、
的外れの場合もあります。
ミクロを担う町内会や地域防災会の役割が極めて重要です。
行政には地域ごとにその地形にあったきめ細かい指導援助をして欲しいし、
地域は地域としての避難の呼びかけをするスイッチを、
どこに置くか決めておくことが大切です。
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