晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

蓑虫

2020-09-17 06:12:50 | 季節のたより
9月も半分以上過ぎて大分涼しくなりました。
不安定な天候が続いているが、
何より台風が10号以降発生していないのは有難い。

作業場の壁や近くにあるポールを幾つもの虫が上って、
引き戸の上から糸を垂らしてブラブラ遊覧している。

1cmもないくらいで時々見かけるのより蓑虫より小さめだ。
まだ子供なのかな。
蓑に覆われていてどうやって上っているのだろうと観察すると、
どうやら先端から口を出してポールにくっついて、
上へ移動しているみたいです。

口から出す粘液はクモの糸と変わらぬほど強力で、
繊維のある素材であれば、
どんなものでも寄せ集めて蓑にするとのこと。

木の枝を移動する場合上半身を蓑から出して、
何本もある足を使うビデオを見たことがある。
餌は枯れた木の葉らしいが餌のないこんなところで何をするのだろう。
もう冬眠の準備なのかな。

ミノムシは秋の季語になっているようで、
芭蕉も詠んでいました。
「みの虫の音を聞きにこよ草の庵」

< コロナなど意に介せずと蓑虫や >
コメント
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