晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

移動の自由

2020-09-24 06:07:03 | 季節のたより
昨日は雨にならないかと気をもんだが、
台風が東の海へそれたおかげで一日快晴でした。
午前中は部会の管理日で研修畑等の草取りや最後の防除薬散布でした。
食用薯の生長は順調だが種イモの生育が良くない。
この分だと来春には県内の他部会にSOSを出して、
応援を求めることになるかも。

作業が終わって帰り道で道路工事により車を停車させた際に、
ふとフロントを見たらトンボが必死にワイパーにしがみついている。

多分出発した時にとまっていてスピードが出たため、
飛ぶに飛べずここまで来てしまったのだろう。
元居たところから5km以上あります。

停車した際に安全を確認したのか飛び去ったが、
このくらいなら生息環境に変化なく生きていくだろう。
ふと思ったのは種子などが野鳥によって遠方へ運ばれ、
いいにしろ悪いにしろそこで新たな命を紡いでいきます。

昆虫もこんな形で人間の助けを借りて、
生息圏を広げているのだろう。
ネットによると一般的には半径1㎞くらいが活動範囲で、
ただアキアカネは低地から山、山から低地への移動を行い、
その距離は100㎞にも及ぶ場合があると言われています。

これはどこにでもいるシオカラトンボと思うが、
どっかの県では県指定の危惧種に指定されているとか。
そういえば餌のいる湿地の減少や農薬の加減で、
ひと頃随分と見かけな時期もあったが、
昨日は圃場の周りを赤とんぼが乱舞していた。

少しは環境が戻っているのかな。
トンボは秋の風物詩ですが昆虫一つでも居るか居ないかで、
人間が住みやすいかどうかのバロメーターです。

< 蜻蛉舞う茜空に天気占う >

コメント
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