晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

村の結

2022-08-01 06:08:51 | 地域の文化や出来事
7月の最終日曜日は地区の大掃除と決まっており、
昨日がその日でした。
地区センター・神社・墓地・共聴アンテナ施設の周辺を、
草刈り主体でお盆を迎える準備を整えました。
汗だくとなったが空調服のおかげで下着は濡れずに済んだ。

この作業は「結」の精神ですね。
ウィキペディア によれば、
結とは主に小さな集落や自治単位における共同作業の制度である。
一人で行うには多大な費用と期間、
そして労力が必要な作業を集落の住民総出で助け合い、
協力し合う相互扶助の精神で成り立っている。
とあり鎌倉時代から始まっていたとも記されている。

今年は自分の班は神社周辺を担当し、
先ずは参道の木にまつわりつく蔓の除去です。
これが思いのほかしつこくてかなりの時間を割いてしまった。

氏神様が祭ってある本殿へ行くと、
大木が連なる杜は静寂の冷ややかさが漂う。
朽ちる寸前であった二つのお社が綺麗に修繕されていた。

数年前に地区へ転入した人が大工の心得があり、
修理をお願いしたところ見事に復活してくれた。
因みに左は秋葉の火の神様で、
右はかっては蚕の神様だったが、
蚕が廃れた今は農家全般の祭り神とのこと。
もう居ないけどこれで50年はお参りできる。

< 汗だくも結宿りし村仕事 >
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする