晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

タヌキの疥癬症

2020-02-09 06:18:38 | 人生
先日紹介したタヌキの親子のうち、
毛が抜けたタヌキに再び会いました。
体毛は顔周りに僅か少し残るだけの無残な姿です。
5mの距離まで近寄れました。

調べたところ疥癬症(かいせんしょう)にかかったと思われます。
これはヒゼンダニというダニに感染することで起こり、
感染するとひどいかゆみを起こし、
かきむしるため脱毛しガサガサな象のような皮膚になってしまいます。
 
ヒゼンダニは皮膚の角質にトンネルをつくり、そこに産卵します。
孵化した幼虫もまたトンネルをつくって寄生し、全身へ広がっていくとのこと。

捕獲して治療してやりたいと思うのが人情だが、
獣医学会によれば野生の動物であるなら、
元々免疫力が弱かった訳で自然の摂理に任せるのが妥当とのこと。
ダニが移る可能性があるためイヌやネコのペットを近づかせないことで、
勿論人が素手で触るのも厳禁です。

旭山動物園の獣医師先生が対処法等の疑問に答えています。
疥癬症にかかったタヌキは、
その痒みと毛が抜けることで体温調節ができない事などの理由で、
どんどん衰弱していきやがて死んでしまう事が多いようです。

この凍てつく寒空のもと動物たちも必死に生きているんだな。

< 毛無き狸や凍てつくとも生けとし >
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

畑を耕す

2020-02-08 06:08:30 | 人生
昨日の朝は最高に寒かったが、
昼中の空気は冷たくとも風がなく過ごしやすかった。
ここ数日かけて畑を耕している。
いわゆる寒起こしです。

田んぼで米を作っていた頃は必須の作業でした。
畑でも同じことで土を天地返しして凍てつく空気に触れさせます。
病気をもった土の殺菌効果もあるでしょうね。

物の本によれば深い土地が掘り出された土は、
今まで嫌気性微生物の活動範囲だったのが、
空気にさらされることにより好気性微生物が動き、
土のなかにある有機物を分解する効果があるとされます。
 これを乾土効果と呼ぶそうです。

この耕運機(管理機)はここ数年調子が悪くて使っていなかったが、
知り合いの友人に素人ながら農機を修理に長けた人がいると聞き、
去年の秋に修理してもらいました。

使ってみたら問題なく動いてくれました。
農機屋に持ち込めば数万円の出費となったものを、
お礼の5000円だけで済みました。
感謝です。
持つべきは信頼できる友ですね。

< 里山は春よ来いと天地返し >
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒さ何のその

2020-02-07 06:03:44 | 地域の文化や出来事
今朝は一段と寒い。
部屋の温度計は9℃でした。
外気温は‐4℃です。


昨日は稲沢市にある国府宮はだか祭でした。
テレビで見るだけだが裸男たち厄落とし神事は見ごたえがあります。
丸裸の神男に触ることによって厄を落とすとされているため、
8000人の裸男たちが神男に群がります。
こうなると寒さなど関係なく水をかけられ湯気が湧き立っていた。


現在地区民で運営しているキャンプ場への進入路で、
すれ違い退避場の工事が施工されています。
県道からキャンプ場への2kmある進入路のうち特に500mが、
来場者もびっくりする狭さで懸案の道でした。


30年前に行政との間で拡幅するとの約束をしていたのだが、
財源が無いと言って遅々として進まなかった。
しかし5年前に山田市長となって改めて見直ししてもらい、
今年まで三期に渡って拡幅工事を進めてくれた。

総工費一億円近い工費をつぎ込んで広くなった道は、
里山の賑わいスポットに安心安全をもたらしてくれることでしょう。

< 冬は猪夏は人我がキャンプ場 > 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タヌキの親子?

2020-02-06 06:10:58 | 山野草鳥獣花
今朝は今年一番の寒さか。
部屋の温度計は11℃でした。
外気温は名古屋で1℃だから当地はマイナスかも。

こんな凍える大地に暮らす野生の動物たちはどうしているだろう。
昨日家の周りの畑でタヌキの親子に出会った。

餌を探してトボトボ歩く感じで、
今の時期は草とか残り物の木の実を食べているのだろうか。

異様だったのは相方です。
番なのか子供なのか兄弟なのか定かでないが、
大きさはちょっと小ぶりで体毛が全く無い。
(写真左)

病気にかかったのか毛が全て抜けてしまって、
見えるのは灰色の肌だけです。
人の肌と違って皮下脂肪の塊であろうが、
この寒空ではさぞやきつかろう。

新型肺炎の病原菌とされるコロナウイルスが、
コウモリから野生の動物に移って人へ伝染したと言われており、
これ以上近づくのは止めた。

どの家もほとんど番犬がいなくなって野生の動物が、
餌を求めて容易に人が暮らす生活圏へ降りてきている。
里山は人の知らないドラマがいっぱいある。

< 寒村にトボトボと毛抜けし狸 >
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種イモ掘り

2020-02-05 06:32:10 | じねんじょ
今日から週末にかけて寒くなりそうです。
昨日の昼間はポカポカ陽気だったので、
やるなら今だと最後の種イモを掘り上げた。

ここは一昨年ムカゴから育てたものの小さすぎて、
種イモにならなかった10g前後を植え直したところです。

約200本植えて80から90%ぐらい健全に育ってくれました。
大きいのは300gぐらいあって食用にもなる大きさです。
暖かい日にと土を落とす簡単な水洗いも済ませ、
今日天日に干して使えそうなのを選別します。
ただ芽出しは3月下旬からなのでしばらくは冷蔵庫で休眠です。

< 種掘りて今年占なう立春 >
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする