少し前にテレビで「プロのギタリストはカラオケの採点で高得点を出せるか?」という企画を見ました。
使う機種はDAMで高得点の基準は95点以上、挑戦は3回までとされていました。
その方はなかなか苦戦していましたが、3回目に成功されていました。
最近、真面目な演奏は全くしていません。
せいぜい夜な夜なカラオケに楽器持ち込んで、歌う代わりに弾いているくらいです。
カラオケのチープな音源相手でもある意味「合奏」ではあるので、それはそれで楽しいんですよね。
しかもうちから一番近い某カラオケ店だと,平日の夜1人1時間で300円,1.5時間で420円となかなか安いです。
そんなときにカラオケの採点もしてみるんですが、
机にマイクを置いたのではきちんと音を拾ってくれずろくな点が出ません
(そしてひどい得点を見て若干凹む 笑)
バイオリン用マイクを使えば95点出るかなと思って、試してみました。
僕はバイオリン用マイクとしてオーディオテクニカのPRO35というのを持っています。
弦楽器に限らず管楽器にも対応しているマイク・・・ということですが、
このマイク、コンデンサーマイクというマイクで「ファンタム電源」がないと全く機能しません。
数年前、無知な僕は買ってからその事実を知り、
急きょミキサーを追加で購入してようやく使えるようになりました。
結局買うだけ買って活用できていませんが…
今回はこのようにミキサーをかますことで想定通り楽器のマイクを拾ってくれました。
今回試してみるにあたって、特に追加で購入するものはありませんでした。
(注:マネしてもらうのは構いませんが、それによって生じたトラブルについては僕は責任取れません)
それでは結果の方ですが
・・・できませんでした。
少なくとも3回の挑戦ではできませんでした。
選んだのはひたすらスピッツ。
好きだからというよりは他の曲だと「サビ」じゃない部分を知らないから。
定番ロビンソン 94.702
結婚式でも流した楓:94.890
フェイクファー:94.603 「表現力」の低さが際立つ
大宮サンセット:95.040 唯一超えたけどその理由はよく分からない
写真撮ってないのもあるので、成功率としては10%程度でした。
「表現力」が限定要因になっているのでネットで調べてみたところ
「6分割した各セクション毎に強弱がついているかどうか」という定義のようです。
曲全体のうち一番盛り上がるところで大きな音が出ていればいいわけではなく、
高得点を取るためにはマイクを話したり近づけたりするところを各所に作ればいいのだとか。
なんだそりゃ。
でもまあ、そうと分かっていれば高得点取れそうですね。
マイクの小手先テクニックは使えないけど、音量の調整は容易。
今回、音を拾わないことをおそれて常に大きめで弾いてみましたが、その辺の調整も加えれば点数伸ばせそうです。
ちなみに音程の判定は比較的甘く感じました。
最初外してもポルタメントで調整すれば「しゃくり」でOKと判定されるみたいだし。
高得点がすなわちいい演奏というわけではありませんが、数値化してみるのは面白いですね。
歌声の場合、多少のしゃくりやフォールみたいな音程のゆらぎはないよりもあった方がうまく聞こえる、みたいな話を聞いたことがあります。この辺も採点のテクニックに加点されたような・・・採点結果の2ページ目に詳細が出ると思います。
トゥッティよりソリスト的な弾き方が相性がいいのでは、と勘ぐってしまいました。
ファンタム電源は基本48Vなのであんまり気にする必要はないですが、念のためにマイクと供給側の電圧が合っているか調べれば大丈夫だと思います。XENYXは安くて便利ですね。
とネットに書かれてた。満点出すためには数が必要らしいけど。
ちなみにビブラートはこのマイクにして初めて拾ってくれるようになった。
このマイクはファントムDC11~52Vと説明書に書かれてる。
本当は小型でもっと低電圧の外部ファントム電源のみが欲しいんだけど、充電式だと高いし、電池式なのはその都度新しい電池を入れるのが面倒くさいから結局買ってない。
僕が欲しいと思うものはあまり需要がないらしい。
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/19263/
それの重さが180g、僕が今持っているXENYX502が550g。
確かにコンパクトなんだけど、わざわざ追加で買うほどではないかなと思った。
安くて充電式、もしくは一般的な充電電池対応のが欲しかったんだよね。