誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

椎矢峠⇒高岳1563m~国見岳1739mのピストン縦走

2013-10-03 18:45:29 | 山歩き
 椎矢峠⇒高岳1563m~国見岳1739mのピストン縦走

 早朝に椎矢峠に入り、三方山~天主山~切剥を歩き、花鑑賞は済ませた。
車中泊で、翌日は時間を気にすること無く、小国見岳まで行ける筈だった!
が、いざ蓋を開けて見ると天気予報は、28日夕方から↓↓↓29日雨!・・・(涙)

 夕食を作り始めたころから、なにやらyamahiroの顔を打ち始める。
大丈夫!大した事ないし、夜半から早朝の予報だから、出発頃は雨は無い!
開き直りで、早めの夕食を済ませ、アルコールと言う名の睡眠誘発剤もたっぷり仕込んだ。
夜中に何度も目が覚める、車の屋根を叩く雨の音、シュラフに潜り込むも音は容赦なかった --;
 
 29日、AM05:00起床、外は真っ暗で霧雨模様である
兎に角、準備して果報を待つの心境で、朝食を摂り着替えを済ませて準備を整えた。

 06:15-合羽を着込み、意を決して高岳の登山口をスタートする。
高岳までは、念のためにと歩いた昨日のコースの履修で、パース配分しながらゆっくり登る
歩き始めて15分、合羽で蒸し暑く汗が滲み出す、空を見上げると雨は止んでいた
よっしゃ~と、合羽を脱ぐと、テンションも上がり始め俄に元気が出た。

 06:40-高岳に到着、昨日と全く変わりは無いが、縦走の第1峰として証拠写真を撮影
鈍頂の最高点を通って、南南西から南の尾根へと下って行くと杣道?に出る
杣道を南に高度を下げて行くと、左に水場案内があるも、ほとんど水は涸れていた。

 一旦鞍部に下り、枯れ枝と落ち葉で埋もれた縦走路をジグザグに登り返して行く。
2つのピークを巻いて下ると、07:15-”よこうていきない”の看板広場に着く
”よこい”たくても、座れる倒木は濡れているし、目に映る物は直近の木とガスのみ
看板だけを読んで先へと急ぐ、07:50展望岩と思われる場所に近づいたが地図を読み違える大失敗
よこうていかんね
 目前の1575mピークを1510mピークと読み違え、また、展望岩を避けた為に少しルートを離れ
何の疑いもなく南進を続けてしまって、気が着いたときには雷坂登山口へと向かってしまっていた・・・
ゲッ! 1575mピークを左に見上げながら、慌てて展望岩に引き返すと、しっかり国見岳の案内標識が




 08:50-気を取り直して、西向きに方向転換して広い尾根を下って行くと、08:55-山地湿原に到着する
迷い易い?フムフム、2度の失敗は許されないぞと、地図とコンパスを握り締めてしっかり方向を定める。
まっ、迷う事は無いだろが、テープが古くなっていて、見えにくいところが結構点在していた。

 湿原から緩やかに1493mに下って、ゆっくりと登り返して行き、山都町からの登山道と合流する辺りから
登山道周辺に石灰岩が露出し始めてくると、だんだんと傾斜が増しきて山頂への登りが始まる。
09:45-小国見岳・五勇岳と分かれ、山頂まで15分の案内板から右に向きを変える。
目の前に『力水』の看板が有り、水場に目を向けるもパイプからは水は出ていなかった。

今年は、水場の涸れが多い、縦走時は要注意!
 水場を過ぎたら山頂まで一息だが、林が薄くなった上に風が強まり、湿ったガスが体を冷やす。
山頂までは何とか凌げるだろうと、足を止めること無く歩くと、09:55-しゃくなげの向うに国見岳の社が見えた
石楠花を掻き分け、石灰岩を攀じ登って、10:00-国見岳1739mの山頂に到着した。
山頂の証拠写真
 山頂には、樅木からの登山者が1名いて、記念にとシャッターを押してくださった。
社はすっかり改築され綺麗になっていた(2009年5月と記録されていた。)
山頂から、先週歩いた南平家山~後平家山を同定する目的は、真っ白のキャンパスのため中止 --;

 この後の小国見岳をどうしましょう?も、強まり始めた雨足と吹きつける風に白旗を上げる
では、国見岳のテッペンで昼食をと思っても、雨風を遮るものは全く無しで、樅木の登山者と分けれて下山
下りとなると雨と風の冷たさが身に堪え、木立の影で合羽の上着だけを着て風雨を凌ぐ
合羽を着ながら目の前の木を見ると、瑠璃色の木の実が付いている、阿蘇で見つけた木と同じだぁ~

ルリ実の牛殺し:怖い名前ですね。この木で牛の鼻環を作るそうです。
学名は、サワフタギです。
 合羽を着て少し体を温めながら、力水、五勇山分岐を通って、往路を山地湿原へと向かう
10:25-パンとバナナとコーヒーの朝食が切れて、お腹の虫が騒ぎ始めてくる。
雨と風の中の食事は嫌で、おやつに豆大福とコーヒーを戴く事にするも、もち立ち食い&立ち飲み --;
11:23-展望岩に戻り、行きに立ち寄らなかったお詫びに、動けぬ展望岩にご苦労様の声を掛けた。
展望岩から、思っていた以上の時間を要して、12:55-椎矢峠の高岳登山口に戻った。

 ロス時間(1時間含み):6時間40分の行程




来春、石楠花の時期に、峰越峠~烏帽子岳~五勇山~(小国見岳)~を歩きます。
コメント (4)
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