先日用事で赴いたとある企業の壁に、「プラスワン作戦」という文字が見えましたので、面談の相手方に「あれは何ですか?」と尋ねたところ、それはその企業の営業方針のひとつであるということでした。
その企業が営業で販売したい商品は沢山ありますが、営業部員はともすれば自分の得意な商品や、或いはその時々で会社がキャンペーンなどを行っている商品を売ることに専念してしまい、それが果たされるとそれで満足し、それ以上の営業を行わないのだそうで、この標語は、そういう風潮を打破しようという考えから生まれたものだそうです。
さて、ここで私が何を言いたいかはもうお分かりですよね。
勉強も同じということです。
これに尽きます。
子供たちは、ともすれば「今日はここまでやったからもういいや」などと、自分で勝手に線引きをしてしまいがちです。自己満足といってもよい。
そこを何とかしたい、それをどうにかすれば、そこで少し違った自分が作れるかもしれない。
そんな風に思います。
そこで、私は、なるべく多くの生徒に「よくがんばった。でも、あと5分、もう少しだけ今日やったことに何かひとつプラスしてがんばろうよ」と言います。
一つずつは小さなステップでも、これの積み重ねから生まれるものはものすごく大きなものになって行く筈です。