先日、時差の考え方と、その計算の仕方を中学1年生に教えていたときのことです。
三つの中学校から通ってきている複数の生徒が対象でしたが、いずれの生徒も、地球が球である事、これが北極点を左回りつまり西から東に向かって回転していることをそもそも理解しておらず、さらに言えば、地球儀すらマトモに見たことが無いことがわかりました。
また、この問題については彼ら、彼女らの友人たちの多くがやはり理解しづらいと考えていることも聞きました。
今回の中間テストで、学校の先生からはこれが出題されると予告されているにも関わらず、この「理解できない状態」を放置していることも驚きでしたが、それよりも更に驚いたのは、私が地球儀を使い、そこに太陽に見立てた懐中電灯の光をあてながらこれを回転させて昼と夜とがどのようにして出来るかということと、時差がどう生じるのかを説明したら、たちどころにこれを理解できたのと、その後何題か時差の計算問題を解かせた際も、彼らがこれを難なく解いて見せたことです。
このことから、彼らは普段簡単な、或いはごく小さな学習理解の機会をやり過ごすか、または気が付かないばかりに、理解不能の状態をいたずらに引きずったままでいることが分かります。
ASCアカデミーは、この勿体無さを無くすために色々な手を打ち続けています。