かけがえのないものの筈なのに

2022-03-13 21:19:52 | 学習塾・勉強の仕方
今年も教室には何人かの中高生達がいて、今月前半には皆通う学校を卒業しました。前回書きましたが、私は中区の小・中学校を卒業して、今でも良いものとそうでもないものを含め、多くの大切な思い出があります。早い者では10代の半ばにはもうこの世を去ってしまった友もいて、彼ら彼女らを思い出す時は、心の中に乾いた風が吹き抜けるような、なんとも言えない寂寞を覚えます。翻って、教室の卒業生達。その殆どの子が、卒業していく学校を評して、いともあっさりと「あんな学校」と言います。凄く気になります。これが今時の子供達の一般的な姿なのでしょうか。何年間か過ごした学校、友達や先生を思うとき、私には「あんな学校」という突き放した言葉は到底出て来ません。それとも、問題の所在は子供達の心の中にではなく、学校の中にあるのでしょうか。仕事柄、或いは個人的にも多くの教師達を知っていますし、彼らの日頃の頑張りもよく知っておりますので、それを思うと「あんな学校」と言って切り捨てられてしまったら、いかにも気の毒と思うのですが。

町と友

2022-03-13 13:15:33 | 学習塾・勉強の仕方
このところ、結構な頻度で中区と南区にでかけています。全くの私用もあれば、仕事目的もあります。このエリアには子供時代の友人知人がまだ何人か住んでいますが、もう既に若くして亡くなった人もいます。車窓の外を凄い速度で通り過ぎる見慣れた景色の中に浮かんでは消える懐かしい友の顔。友達というのは、何か話したり触れ合ったりするのではなく、ただそこに生きて住んでいるということを知るだけでも心の中にポッと明るい灯を灯すものです。