続 京都の町

2022-03-23 09:12:21 | 学習塾・勉強の仕方
京都の町の散策ということで言えば、私の定番コースがあります。まず、京都駅から 電車に乗って一駅、山科駅に行きます。
山科駅近辺を散策した後、京阪バスで三条大橋に向かいます。 途中右手に、天智天皇陵や平安神宮などを見ることができます。 三条大橋に着いたら、下をゆったりと流れる鴨川の流れを見ながら 橋を渡って、六曜という名の古い喫茶店に入ってコーヒーを一杯飲みます。 コーヒーでお腹の辺りが温まったら、その後、鴨川の河原に降りて北上します。 こういう時は、たいてい河面に流れる風の冷たさが心地よい。荒神橋の所にいたったら 河原から上がり、 荒神口のバス停を 過ぎて、今はもう無い立命館大学の広小路キャンパスの跡地前に いたり、そこから 御所に敷き詰められた小石をザクザクと踏みながら通って、烏丸丸太町の交差点にあるマックに行きます。 そこで一休み。もしも空腹なら、信号を渡ったところのファミレスで軽く食事。その後、 そこから西に向かって歩き、 途中の京都の下町を十分に堪能します。 30分ほど歩いた後、 山陰線のガードの下を二条に向かって方向変換して更に歩きます。 この辺は京都の下町の風情が本当に心地よい。 二条からまた電車に乗り、京都駅に向かいます。京都駅に着いたら地下にある KYK で エビカツを食べます。このコース、いつも ゆっくりゆっくり歩きますので、かかる時間ほぼ1日。これ以外にも好きなコースがいくつもありますが、こういう風に実際に自分の 足で歩いてみることは、お仕着せのコースで 街を見るのとは異なり、 見るものから得られる感じは 随分と違います。釧路や函館、或いは奈良や大阪市でも、こんな風に歩きます。しかし、例えば中学校の修学旅行などではこういう風には行きません。 残念だなーと思うのは、 例えば藤沢市では教室の近くの公立中学校で 10年も前にここに入った 中学校の生徒たちの乱暴狼藉によって 被害を受けた 宿の方々の 抗議の狼煙が激しく上がり、以後何年間も 彼らの受け入れを 断っていたこと があります。実際に乱暴を働いて いたのは一部の生徒たちだけでしょうが、これによってこれ以外の多くの生徒達が被った実害を思うと、残念を通り越して怒りすら湧きます。 京都の町というのは 10代の半ばくらいに1度は実際に自分の目で見てみる、町に触れてみるということが、その情操を考える上でも 非常に価値あることだと思います。