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メニエール病にかかってしまった。

2013年02月15日 22時22分00秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
(出典)NHK健康ホームページ(http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2012/08/0807.html) 

 私事ですが、数日前から急に、起床後や仕事中に立ちくらみがするようになりました。立ちくらみと言っても、目がぐるぐる回る程のめまいではなく、軽い船酔いみたいな感じですが、昨日の夕方からは吐き気も催すようになりました。立ちくらみや吐き気は昨日のうちに治まりましたが、血圧も正常値で今まで立ちくらみなぞ殆ど経験した事がなかったので、今日の休みに近所の医者に診て貰いました。
 最初は行きつけの内科で診て貰ったのですが、「メニエール病ではないか」という事で、直ぐ近くの耳鼻科で改めて見て貰った所、やはりメニエール病の初期症状でした。

 メニエール病というのは、内耳(耳の奥)にある三半規管や蝸牛(かぎゅう)にリンパ液が溜まる病気です。上記画像にもあるカタツムリの様な形をした器官の上の部分(三半規管)で身体のバランス感覚を司り、下の渦巻きの部分(蝸牛)で音を聞き分けます。そこを流れるリンパ液の水位・流量・振動から、身体の傾きや音を感知し、脳に信号を送っているのです。
 その三半規管や蝸牛を流れるリンパ液が、何らかの原因で詰まり、そこが水膨れみたいになって、バランス感覚が保てなくなり、立ちくらみ・難聴・耳鳴りなどの症状を生じるのがメニエール病です。
 何故そんな目詰まりが起こるのか、詳しい事はまだ分かっていませんが、過労やストレス、睡眠不足、脱水症状などが関係すると言われています。家事に追われる主婦や中間管理職、パソコン作業・流れ作業に従事する人や、ストレスをため込みやすい几帳面な人や短気な人がかかり易いと言われています。

 一口にメニエール病と言っても、リンパ液の目詰まりを起こす場所や量によって、ぐるぐる目が回って歩けなくなり意識が飛ぶ事もある重症者から、単なる船酔い程度のものまで様々です。いずれも原因不明という事で、厚生労働省から一応難病指定はされていますが、生命に別条のある病気ではありません。重症者以外はもっぱら投薬治療だけで症状を抑える事が出来ます。但し、メニエール病以外の、脳梗塞などのより重大な疾患の場合でも、立ちくらみは起こるので注意が必要です。素人判断は避け、信頼のおける医療機関に相談した方が良いでしょう。

 以上、今だからこそこんな事も書けますが、それまでは大変でした。最初は軽い立ちくらみだと思っていたのが、何日も続くようになり、昨日なぞは帰りの電車内で吐き気を抑えるのに必死でした。家にも直ぐには帰れず、症状が収まるまで途中のマクドナルドで、刺激物のコーヒーは避け紅茶を飲みながら休憩していました。やがて症状が治まり帰宅したものの、年老いた親を心配させたくないので、今もメニエール病の事はまだ告知していません。明日の朝食後にでも言う事にします。

 それで今日も、たまたま休みだから良かったものの、出勤日だったらどうしようかと思っていた。その一方で、症状も治まった事だし、わざわざ高い金払って医者に行く事もないかと、最初は安易に考えていた(^^)が、やっぱり不安になって医者に行く事に。
 耳鼻科では2時間近く待たされ、正午過ぎにようやく診察開始。鼻に管を通され耳と一緒に掃除され、ゴーグルみたいな眼鏡をかけて眼球の動きを調べられた後、聴力検査で重低音の音域が聞き取りにくくなっている事が判明(下記画像参照)。聴力レベル0~20dBで正常なのに対し、私の場合は500Hz以下と4000Hzの音域で、30dBまで聞き取れずという結果に。
 

 そして漢方薬も含め4種類の薬を処方して貰い、一週間後に再び経過を見る事になりました。
 今後はもう、夜更かしは止めてネットも程々にして、睡眠や水分補給に心がけ、無理をしないようにしようと思っています。急な動作は避けるように言われたので、起床時もゆっくり起き上がるようにするつもりです。
 今の仕事も、暫く続けてみて身体が持たないようなら、休業申請するなり最悪退職も考えなければならないかも。寒い所での流れ作業が身体に良い筈がない。今までの生活習慣や持病の腰痛・頚肩腕症の影響もあるので、100%今の仕事が原因だとは言えないにしても、その何割かは影響しているのは明らかです。同僚の中にも同じような立ちくらみ経験者が何人もいます。この人たちにとっても、決して他人事ではない筈です。自分の身は自分で守る。必要な知識を仕入れ周囲にも相談する事が必要です。 
コメント (8)
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