アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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ひょっとしたら仲間が一人増えるかも

2013年02月01日 22時45分41秒 | 職場人権レポートVol.2
 奴隷脱出と銘打って在職しながら休日などに転職活動を開始したものの、やはり現実はそう甘くはありません。

 社会福祉協議会の仕事がダメだったので、次にハローワークで見つけた物流コンサルタントの仕事に応募しました。今の職場からホンのすぐ近くの物流倉庫を拠点に、新たに設立された会社での、自動仕分けなどの物流システムの開発・営業職です。月収18万から30万円での正社員雇用です。「物流経験者求む」とあったので、「また新たに正社員に復帰して、今度はシステムに使われる側ではなく使う側から、業務や労働環境の改善が図れるならば」と、履歴書をその会社に送付しました。私が応募した時点で、2名の採用枠に既に11名も応募していたので、余り期待はしていませんでしたが、やはり書類選考の段階ではねられてしまいました。どちらかと言えばマイナーなイメージの物流業界にわざわざ応募してくるのだから、海千山千のプロも少なくないであろう中で、幾ら物流経験者とは言えども、自分の狭い経験だけで通用するほど甘くはなかったようで。返送されてきた履歴書と共に、丁寧なお断りの礼状が添えられていたのが、せめてもの救いでした。

 次に応募したのが、本の買取りセンターでの本やDVDの集荷・出荷・ネット出品の仕事。こちらは求人誌から応募。こちらも創業まもない会社で、場所も今の職場から数駅の所にありました。しかし、地図を頼りに面接に行ったものの、そこにはレンタカー屋やマンションの間に寂れた貸し倉庫があるのみで。不安になって電話すると、やにわに倉庫の扉が開いて若い女性が「こっちこっち」と。聞けば、その女性がパート勤めを辞めてネット通販で立ち上げた会社だとか。面接では「私も今あなたが勤めている会社でバイトしていた事がある、そこに嫌気が差して、もっと個人が生き生きと働ける仕事がしたくて今の会社を立ち上げた、あなたの会社の事なかれ主義の体質は今も昔も変わらないわね~」と、会社批判で盛り上がりましたw。なので「これはてっきり行ける」と、職場の仲間にも「いよいよ脱出するぞ」と告知したものの、これも結局不採用に。求人誌の内容(添付画像)から、どうやら日払い・Wワークの短時間勤務希望者を求めていたのではないかと。それならそうと、面接の時に言ってくれれば良かったのに。

 その以上二件の求人までは、社会貢献企業やNGO(非営利組織)、民間企業でも派遣・請負でない所を中心に(これらは所詮使い捨てだから)、場所も比較的時給の高い大阪市内などを中心に探していましたが、三件目からは「もう背に腹は変えれない」と、請負企業や地元企業も選択肢に含めるようになりました。そこでネットで応募したのが、「大手企業での軽作業」請負業務。時給千円以上でしかも三か月毎に入社祝金支給と、当該地域では破格の厚遇に逆に胡散臭さを感じ、会社に電話すると「工事用パネルの貸出・補修・塗装」業務で「重量物も扱う」と。「ははん、だから求人欄には仕事内容の詳しい説明も殆どないくせに、入社祝金とかばかりやたら強調していたのか」と妙に納得。まだ会社から面接日時の連絡がないものの、これは避けた方が賢明でしょう。

 来週以降も、一応求職活動は続けようと思いますが、その一方で、今の会社に最後まで居座るのも一法かと思い始めています。確かに、事なかれ主義の「臭いモノに蓋」体質で、幾ら頑張っても全然仕事が楽にならないし、幾ら努力しても無駄なので居れば居るほどバカになる、そんなロクでもない会社ではありますが。しかし、もうそれならそれで、自分が真にやりたい事の「飯の種」と割り切って、自己研鑽は「自分が真にやりたい事」の中で実現を図るようにすれば良いかなと。会社の私に対する態度も、私が面と向かって会社に抗議すれば「文句があるならいつでも辞めて良い」とは言うものの、周囲を見渡せば、はっきり言って他社では使い物にならないような従業員でも、喧嘩でもしない限りずっとそのまま「ほったらかし」にしているだけで。要は無責任なのです。それならそれで、こちらも最低限の義務だけ果たして、他の分野で自分を磨く方が良いかなと。

 それに、このまえ私の会社のバイト面接に来た人が、何と私の生協時代の後輩だったのです。実際に私が仕事を教えた事のある人でした。そのK君が、面接の後、所長に引率されて現場を見廻っていた時に、偶然私と目が合ったのです。相手は見学中、私も作業中で、お互い会話は交わせなかったものの、先方も私である事には直ぐ気が付いた様子でした。若し採用された暁には、早速組合にオルグしようと思っています。ただ大人しい後輩なので、どこまで私の話を聞いてくれるか分かりませんが。それ以前に、うちの会社の流れ作業に果たしてついて来れるか、という心配があるのですが。

 最後に、「そんなに派遣や請負が嫌なら正社員になれば良いのに」と思われるかも知れませんが、正社員も「使い捨て」という点では同じです。「東洋経済オンライン」の記事「25.3%――過去3年間でパワハラを受けた従業員の比率」でも、「上司から部下」へのパワハラが77.7%、以下「先輩から後輩」15.7%、「正社員から正社員以外」10.6%と、正社員間の虐め(パワハラ)のとばっちりを正社員以外(派遣・請負)が受けている構図が窺えます。パワハラや「使い捨て」自体を無くさない限り、たとえ派遣・請負から正社員に「身分」が変わっても同じ事。実際、「うちの会社の正社員みたいになりたい」なんて絶対に思わないし。
 以前「ブログでグダグダ書いている暇があるなら正社員に就職しろ」というアホな荒らしコメントがありましたが(即削除)、そんな単純な問題じゃない。「どんな身分で働くか」ではなく「どんな職場で働くか」こそが肝心。マスコミも、学校やスポーツ界・芸能界の体罰を問題にするなら、企業内のパワハラや過労死も、もっと積極的に取り上げるべきでしょう。
コメント (15)
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