次のダブルワーク先が決まりました。仕事の帰り道にある某大手宅急便会社のベース店(主管支店=いわば拠点型の物流センター)です。そこで2月から、毎週日・月・火曜日の18時から22時まで、宅急便の仕分け業務に携わる事になります。仕事の内容は、自分の担当するエリアの荷物をより分け、それをカゴ車に積んで、一杯になったカゴ車を配送車の所まで持って行く。その繰り返しです。月・火曜日は今の昼の仕事もあるので、そこを16時に定時退勤して、18時からはこの宅急便会社でダブルワークに携わる事になります。さすがに毎日ダブルワークはキツイので、以前と同様に、週の前半3日間限定のシフトにしました。
時給は1050円です。宅急便会社の時給は日勤950円、私の様な宵の時間帯勤務で1050円、深夜帯で1200円と、勤務時間帯によって変わります。但し、完全な長期勤務ではなく、2ヶ月働いたら1ヶ月休んでまた2ヶ月働く、そういう断続的な勤務になります。私の例で言えば、2月・3月は出勤で4月は丸々休み、そして5月からまた2ヶ月働く・・・それを繰り返す事になります。その理由については、面接時には「会社の都合」としか説明されませんでしたが、恐らく労働契約法の適用逃れでしょう。同法によれば、5年間契約更新を繰り返したバイト・パートには、有期雇用から無期雇用に転換するよう会社に申し入れる権利が生まれるので、それを避ける為に、わざわざ、こんなブランク期間を入れるようになったのでしょう。
でも、所詮はダブルワーク。1ヶ月間では週3日でも48時間ぐらいの勤務となり、1050円×48時間=5万円ほどの臨時収入になります。その中で、たとえ1ヶ月空白期間を入れられたとしても、5万円×2ヶ月÷3ヶ月=月3万3千円ほどの収入が見込めます。これで家賃支払いの大半はカバーできます。
今度のダブルワークは、以前の様な畑違いの仕事ではなく、昼の仕事と同じ様な仕事を選びました。宅急便会社の方も、わざわざダブルワーク目当てに細切れの勤務シフトで募集するのは、使い捨ての即戦力を求めているからに他なりません。つまり、経験者でないと務まらない仕事だと言う事です。その上で、17パターンもの勤務シフトを組んで、どんな時間帯希望にも対応できるようにしているのです。そして、私の方も、仕事帰りに立ち寄れる上に、シフトが自由に選べるので、この仕事に応募したのです。
ただ、もう私もそんなに若くは無いので、そんな私でも雇ってもらえるか不安でしたが、面接担当者いわく「その点については心配ありません。あなたの様な年の人も結構働いています」との事でした。面接会場のベース店でも、ベトナム人の名前のタイムカードが目についたので、外国人の雇用についても聞いてみましたが、宅急便会社では、「ある程度会話が出来て漢字も読めるベトナム人しか雇わない」という返事だったので、一安心。履歴書には、外国人向け作業マニュアル作成で社内表彰された事もさりげなく書いていたので、案外それが採用の決め手になったのかも知れません。あくまで希望的観測ですが・・・。
以下、ヤマト運輸の仕分け作業に関するベストアンサー集から引用。
go52go25さん 2013/11/518:20:10
クロネコヤマトの仕分けバイトで質問です積みのコツはありますか?
一番はじめに、下一面をうめていった方がいいのでしょうか?
それとも奥から縦に積んでいった方がいいのでしょうか?
とにかく、ここの人達は怒鳴ることは大得意だけど、指導することが出来ない人達なので…
わかる方教えて下さいm(._.)m
guam_k_mart_hさん 2013/11/710:11:41
先ずはBOXの奥からたて向きに横3個並ぶように積みます。その際細い荷物は真ん中にします。
ある程度、奥から縦に積み上げればBOX出前に自分の足をのせて積めるので楽なので、最初に手前一面うめない方が良いです。
手前側も横3個並ぶようにしますが奥ではなく、手前側ギリギリに合わせて積む「前つら合わせ」で積み、boxの中央にすき間が出来るようにします。
そのスキ間に小物を入れます。
一番大事なのは「前つら合わせ」です。
荷物の上に積みあげる際は下の荷物の手前に合わせて積む事で積み上げても手前に倒れる事はありません。
ある程度積むたびに、中央のスキ間に小物を入れましょう。
商品の積み方なんて千差万別。人によって言う事もバラバラです。ある人が見たら合格点でも、また別の人からは「何だその積み方は!」とボロカス言われる事も決して珍しくはありません。また、ガテン系の職場の常として、「仕事は上手だが人を指導するのは全くダメ」という(良く言えば)職人気質の人も多くいます。何か言われるたびに、いちいち気にしていたらキリがありません。
でも、定石と言うか、基本的な積み方はあります。その一つが前述のベストアンサーや、その上の図の積み付けマニュアルにある「面合わせ(前つら合わせ)」です。カゴ車に商品を積む時は、商品の面が一列になるように揃えます。これを「面(つら)合わせ」と言います。最初は誰でもカゴ車の奥から商品を積んでいきますので、奥の方は放っておいても面が合うようになります。
問題は前の方です。何も考えずに、商品をただカゴ車に押し込むように積んでいくだけでは、カゴ車の前面が隙間だらけとなり、上に積めば積むほど、「積み木細工」みたいな不安定な積み方になってしまいます。これではカゴ車を運んでいる途中で荷崩れを起こしてしまいます。
それを防ぐには、カゴ車の奥の方だけでなく前の方も「面合わせ」で商品を積みます。その結果、カゴ車の真ん中に隙間が多少出来ても構いません。小さな商品をその隙間にはめ込むようにすれば良いのです。また、多少真ん中に隙間が出来ても、「面合わせ」でカゴ車の四隅がしっかり固定される事で、上に重たい商品もどんどん積めるようになります。こうして、「積み木細工」ではなく「高層ビル」のように頑丈でキレイに積む事が出来るようになるのです。
そんな事は、普通は物流センターで長年働いていたら、自然と身に付くものです。しかし、いい加減でチャランポランな性格の人は、そういう「きっちりした仕事」が出来ないので、いつまで経っても上手く積めないのです。商品の積み方一つとっても、そこには人間の性格が如実に現れます。そして、他の従業員も、「仕事は出来ても人を教えるのは苦手」な人が多いので、このマニュアルの様に、分かりやすく説明する事がなかなか出来ないのです。いつまでも「職人気質」の勘や経験だけに頼っていてはダメです。今月中にバイト全員が提出しなければならない昼の勤務先の安全標語にも、早速、ヤマト運輸の積み付けマニュアルに書いてあった事を参考にさせてもらいました。
以下、私が会社に提出した安全標語(商品の積み方)3項目。いずれの項目も、単に「気を付けよう」などの一般論・精神論だけで終わらせずに、誰でも直ぐに実践できて役に立つ内容にしたのがミソです。(^▽^)/
①積付(つみつけ=商品の積み方)は奥だけでなく前も商品揃える。
カゴ車の前面も面(つら)を合わせて置く事で、初めてカゴ車の四隅が固定され、安定的な積付が可能となる。
②奥にまず壁を作る。
奥に落下防止用の壁を作る事で、搬送中の落下事故が防げ、積み降ろしも容易な積付が可能となる。
③立方体(真四角)の箱から先に積む。
直方体(縦長)の箱から先に積んでしまうと、カゴ車に中途半端な隙間が出来てしまい、荷崩れの原因になる。(但し、直方体の箱ばかり大量にある時は、直方体の箱から先に積んでいきます)
ただ、いくら経験があると言っても、私も、もうそんなに若くは無いので、果たして体力的に持つかどうか・・・。昼の仕事も、早朝7時から始業なので、ダブルワーク期間中は食事や睡眠の時間が確保できるかどうか・・・。それだけが気がかりです。その上で、たとえ副業のダブルワークと言えども、せっかく見つけた仕事なので、その経験を昼の仕事に生かす事が出来れば、言う事はないのですが・・・。
場合によっては、ユニクロや福島原発の廃炉作業に潜入取材に入っているジャーナリストのように、企業の不正を暴く場面もあるかも知れません。この宅急便会社も、そういう点では、ご他聞に漏れず「サービス残業や過重労働の巣」みたいな所がありますから。はっきり言って、書かれるのが嫌なら書かれるような事をしなければ良いのです。守秘義務なんてクソくらえです。企業や政治家の不祥事暴露については、個人のプライバシーと同列に捉える事はできません。そんな事言っているから、森友・加計疑惑一つ暴く事も出来ないのです。少なくとも今の日本国憲法では、言論の自由は全ての国民に保障されています。それに私は、何も企業の悪口ばかり書いている訳ではありません。前述の例のように、労働者が企業から学ぶべき点もちゃんと書いています。
外国人の雇用についても一言。今の企業は、言葉も喋れない外国人を、低賃金で済むからと言って、安易に雇いすぎです。そのくせ、企業は人手不足の穴埋めとして雇うだけで、仕事の教育や指導は全て現場まかせ。昨年5月に茨城県の建設現場で起こった中国人技能実習生の火傷事件も、その背景にあるのは、このような会社の無責任な姿勢です。言葉も満足に喋れない中国人の技能実習生に不満をつのらせた日本人作業員が、実習生にガソリンを浴びせかけ、ライターで火をつけて大火傷を負わせた事件です。
日本人作業員は「ライターに火をつけたが、実習生にはライターの火を当てていない」と言い張り、(恐らく)同僚とも口裏合わせをしていたので、放火証言が取れずに、殺人未遂や傷害罪ではなく、比較的罪が軽い暴行罪(懲役1年6カ月、執行猶予3年)でしか起訴されませんでした。そんな事をしたら、たとえライターの火を実習生に近づけなくても、気化したガソリンに引火するであろう事は十分認識できるのに。この裁判官はどうかしています。しかも、その日本人作業員は、その後の消火活動にも参加せず、たった400万円支払いの示談だけで済ませ、今に至るも全然、その実習生に謝罪していないそうです。火傷の後遺障害まで含めれば、到底そんな金額で済むはずはないのに。
そういう点では、この日本人作業員のやった事は到底許す事はできません。しかし、果たして、その日本人作業員個人を責めるだけで問題は解決するのか?その日本人は、他の同僚には「さん」付で呼んでいたのに、その留学生に対してだけ「呼び捨て」だったそうです。放火に至ったきっかけも、前日に工具を片付けなかった他の作業員に対し、中国人実習生が「バカ」とつぶやいたのに激高して、「バカとは何だ!」と怒り出したのが発端です。普通なら、こんな些細な事で激高したりはしません。ましてや放火に至る事なぞ、まず在り得ません。
ところが、そんな在り得ない事が起こってしまったのは何故なのか?その日本人作業員個人の性格や、中国人に対する差別や偏見だけが原因でしょうか?私は、どうもそれだけが原因ではないような気がするのです。より根本的には、建設会社が、単に人手不足の穴埋めの為だけに、外国人を安易に雇い入れ、現場の作業員には、外国人労働のノウハウも何も教えず、仕事の教育も指導も、現場の個人任せにしていたからではないか?次の更新からは、そういう点についても、もう少し深めていきたいと思います。乞うご期待!