「高野豆腐の食べ過ぎで痛風に?」話の続きです。先週日曜日に、行きつけの鍼灸院で、主治医の鍼灸師さんに、私が整形外科で痛風と誤認されたレントゲン写真を診てもらいました。そうしたら意外な答えが返ってきました。「確かに、あなたは今は痛風ではないが、以前私に紹介した能登半島のメーカー製造の油揚げばかり味噌汁に入れて毎日食べていると、やがて痛風になる」と警告されたのです。
豆腐もオカラも揚げも大豆製品ですが、豆腐はいわば豆乳、オカラは大豆の搾りカスなのに対し、油揚げはいわば大豆油の塊で、痛風の原因物質であるプリン体もメチャメチャ多いからです。私は油揚げも豆腐と同じ大豆由来の健康食品と思っていたので、このお揚げも結構重宝していました。
プリン体も細胞の元になる物質で、身体にとって必要な物ですが、取りすぎると高尿酸血症になってしまいます。これからは気を付けようと思いました。そうして、食品中のプリン体含有量を調べたら…ほとんど全ての商品が「プリン体を多量に含む食品」に該当してしまいました。痛風鍋の材料になるような酒の肴だけではありません。真鯵や真鰯、鰹節なぞ、従来、健康食品の代表格のように思われていた青身の魚も、軒並み該当しているのです。
もう、これを見て、プリン体を制限するのは無理だと悟りました。プリン体が少ないとされる穀類も、取り過ぎると血糖値が高くなり、糖尿病になってしまいます。それではもう、痛風と糖尿病のどちらを取るかという、「悪魔の選択」しかなくなります。
そもそも、プリン体とは何か?ネットで調べても、RNAの二重螺旋構造がどうたら、塩基配列がこうたらとか、やたら難しい解説ばかり出てきて、よく分かりませんでした。
鍼灸師さんいわく、プリン体の正体は、簡単に言えば「結晶の元になる沈殿物」なんだそうです。痛風の例で説明すると、プリン体を取り過ぎると血液中の尿酸値が増え、尿酸の結晶が出来る。それが腎臓の中に出来ると腎臓結石となり、足の親指の関節の周りにこびり付くと痛風になると。そうなると、風が吹いて足に当たるだけでも痛くて堪らないので「痛風」と言われるようになったそうです。
それを聞いて、私は「味の素」を思い出しました。「味の素」の主成分もグルタミン酸という旨味成分です。そうか、プリン体の正体は「味の素」だったのか?旨味成分のない食生活なぞ考えられません。プリン体も脂肪と同じで、身体にとっては必要な栄養素です。ただ、余り取り過ぎると、色々と弊害が出てくるのです。
とりあえず、相模屋のお揚げを毎日、味噌汁に入れて飲むのは止めます。昨日は揚げの味噌汁にしたので、今日の夕食の主菜は高野豆腐にしました。それまで多用していたソーセージも、焼豚に置き換えるようにしました。そうして、1日のプリン体摂取量を目安とされる400ミリグラム以下に抑えるようにしました。
痛風の話はそこまでにしておきます。私はまだ痛風ではありませんので。それよりも、職場の労働条件改善の方が、急を要する話です。私の左足親指の関節炎も、それが原因なのですから。そこで、先日所長に、以下のメールと添付写真をLINEで送りました。
日曜日にいつも通っている鍼灸院で、左足のレントゲン写真を主治医に見せたら、「安全靴履いた事のない医者が、この写真だけ見たら痛風を疑うのも無理はない」と言われました。確かに写真では左足親指の根元の骨が炎症起こして変形していますから。
現に私の左右の味を比較すると、左足の方の親指の付け根の方が盛り上がっています。これは多分、私が右利きで、左足を軸に右足を動かして作業するので、「安全靴の影響もあり、左足の親指付け根に負荷がかかり、関節炎を発症しているのではないか」と言うのが、主治医の鍼灸師さんの診断です。
だから、最近は、腰や背中、首・肩・腕だけでなく、左足も付け根中心に鍼を打って貰っています。左足に所々ある斑点は、その鍼を打った跡です。
安全靴の先の鉄芯は、落下物から足の指先を防護するのに必要不可欠な物でありますが、同時に関節炎を引き起こす元凶にもなります。出来れば、足の衝撃を和らげるクッションの入った安全靴を取り扱って貰えないでしょうか?靴のメーカーさんも交えて検討してくれませんか?お願いします。