岸田首相が12月16日の記者会見で、「防衛費を今までの倍のGDP比2%に引き上げる」と言った。しかし「防衛費倍増」「GDP2%」「反撃能力」がどうこう言われても普通の人は余りピンと来ない。そこで防衛費を家賃に例えてみた。
日本国の年間税収60兆円余。そこから毎年4兆円を防衛費に回していた。これを来年度は11兆円にすると言う。5年間では43兆円にもなる金額だ。
これをサラリーマンの家計に当てはめてみる。その為には年収を月収に、金額の桁も兆から万に引き下げなければならない。
月収60万から4万円払っていた家賃が来年から11万円に値上げ。今後5年間では43万円も払わなければならなくなった。
月収60万なら大企業の重役クラスか。ちょっと私には想像が付かない暮らしぶりなので、もう少し私に近い存在に例えてみる。月収25万のサラリーマンが副業込みで月60万稼いでいたと想定。サラリーマンの名前は「日本(ひのもと)さん」。
別に1DKから4LDKの高級マンションに引越した訳ではない。今までと同じ物件に住みながら家賃だけ4万から11万に値上げされるのだ。
家主に値上げの理由を聞くと「治安悪化の為」だと。「隣近所にタチの悪い奴がいて、不法侵入や不法占拠を繰り返すから、セキュリティを強化しなければならなくなったからだ」と。
しかしタチの悪いのはお隣さんだけではない。家主と契約している警備会社も似たり寄ったりだ。日本さんには「セコムしてますか?」といい顔しながら、沖縄さん宅ではレイプに及び、イラクさん宅も不法占拠。挙句にアフガニスタンさん宅から追い出される始末。
でも家主は警備会社に頭が上がらず。警備会社はそれを良い事に、沖縄さん宅から普天間の土地を奪い、勝手に警備員の訓練に使用。騒音撒き散らしレイプもやり放題。でも家主は形だけ怒ってみせるだけ。沖縄さんが怒って「普天間の土地を返せ」と詰め寄ると、「代わりに辺野古の土地を寄越せ」と。家主は辺野古の工事までして土地を差し出し。
一方、日本さんの羽振りが良かったのは昔の話。あれから20年以上も給料が上がらず。今では韓国さんや台湾さんにも追い抜かれ。それでも日本さんは、周りのタチの悪い奴らから、警備会社に守ってもらわないと不安。だから、家主が警備会社に頭が上がらなくても仕方ないと思っていた。
でも今回の家賃値上げは余りにも唐突だ。なぜ4万から急に11万にまで値上げされるのか?トコジラミの這い回る低福祉の1DKなのに。それでも「周りのタチの悪い奴らから生活守る為には、セキュリティ強化の為に家賃を倍にしなければならない」と家主の岸田は言う。
その岸田の態度たるや、まるで「悪霊から家を守る為に、献金額を倍にしなければならない」と不安を煽る統一教会と瓜二つだ…と日本さんは思った。
特に、借地関係では、相場から著しく低い賃料が設定されている例、結構あります。
日本に居座る非国民連中のように。
今やGDP比2%が、相場です(電子機器・ソフトウェア多用される時代です)。
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