恒例の小布施町脳のリフレッシュ教室交流会の報告です。
この写真は2010年の交流会の時のものです。
交流会の開始時刻と、バンクーバーオリンピックの女子フィギュアスケート決勝のキムヨナ選手と浅田真央選手の演技が重なってしまいました。
誰も声をかけないのに会場に用意されたテレビに見入っている皆さん。
私はこのシーンを見て、予防活動の成果が見えたように思いました。
認知症予防教室は、「第二の人生の生き方を豊かにすること」を目的にしています。
楽しむことは悪くない。
悪くないどころか、楽しむことができたら第二の人生の大きな関門はクリアできたことになるのです。楽しむことに意欲を出してほしいのです。
左の写真は、交流会のフィナーレ。
在宅介護支援センターのスタッフの皆さんと一緒に交流ゲームを楽しんでいます。
この積極性はどうでしょうか!
素晴らしいと思いませんか!
小布施の皆さんはどちらかというと控えめな方が多かったと思うのです。地道な10年の活動が花開いたひと時だったと思います。
こういう生き方ができる人たちが増えていかなくてはいけません。そのために認知症予防教室はあるのです。
小布施の皆さんが、脳のためにいい生き方ができている証拠をもう一つお見せします。会場入り口に飾られていた作品です。
そして耳にした言葉。ウーン。何といい発言!何といい生き方!
「北部の衆は同じものは作らんのだなぁ、なぜか」(レザーモザイク)
「これで8種類できたもんで、十二支になるまでがんばって作りたい」
「ふわふわ人形、あんまりうまくできたので、ケースを探しとるとこ」
課題は一つです。もっと、もっと参加者を増やして、このような生き方ができる人たちで小布施町をあふれさせなくては。