脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

思いの中には生き続ける

2019年07月24日 | エイジングライフ研究所から

旭川の友人から、お便りが到着しました。

そのA.郁さんは、年初にご主人様とお別れされたのです。「北海道はお盆は7月ですか?8月ですか?」とお伺いのお電話をしました。
「半年たっても、寂しさは変わらないけど『きぬちゃん』のブログ
さようなら A川先生
は読めるようになったのよ。友達が誘ってくれると顔を出すようにしてるし、今度は札幌に東山魁夷展を見に行くことになったの。しかも、私の方が土地勘があるのでお友達を連れてね」

私「よかった!、寂しさはまだまだひょこっと顔を出すに決まってるけど、もう半年もたったのだからそろそろ楽しみを見つけるようにしないと小ボケが忍び寄ってくる・・・家にこもって寂しがってる郁さんを見ると先生が心配するでしょ!東山魁夷展、いいと思うから絶対行ってください」
いろいろよもやま話に花が咲きました。
月桃の花(城ヶ崎海岸Jガーデン)

それから、ほんの1週間ほど後お手紙到着。
「東山魁夷展行ってよかった!制作の過程がよくわかった気がしました。あんまりうれしかったので」と。

6月に北海道新聞に掲載された記事も一緒に送ってくださいました。
この記事を見るまでもなく、先日の電話の後「あ!私も行った」と気づきました。あまりにも前だったので直接つながりませんでした。私は2017年2月に水戸で見ました。
遅ればせですが。2月の右脳訓練ー東山魁夷展

プルメリア(Jガーデン)

上のブログに書いてある、小学校からの幼なじみのM子さんも、6月5日に天国に旅立ちました。
こうして思い出すと、寂しさや悲しみは間違いなく心をよぎるのですが、それと同時に亡くなっても心に生き続けるということも、また真実だと実感します。
このときの電話のやり取りもまざまざ耳に残っています。それだけではなくて、面白いところでたびたびM子さんの言葉を反芻しているのです。
ハイビスカス(Jガーデン)

それは洗濯したタオルを干すときなのです。
「もっと、もっとパッパと捌くのよ。そうしないとお日様で板みたいになっちゃうでしょ。柔らかくない時はパッパが足りないの」と、我が家に遊びに来てくれた時、一緒に洗濯物を干しながら教えてくれたM子さん。
ひたち海浜公園にも連れて行ってもらい、一緒にドイツにも行ったし、熱海で遊んだりもしたのに、どういうわけかこのシーンとこの言葉が一番身近です。
だから、私はM子さんのことたびたび思い出しています。もしかしたら、それは亡くなった後の方が、よりクリアかもわかりません。

去り行く人は、親しい人の胸に生き続けることを信じて、見送る人は胸の中に生き続けさせることを誓ってお別れしましょう。
そして別れの後半年くらいを目途に、残された人は何らかの生きる意味、やっていたら楽しいと思えること、を探し始めるようにしてください。認知症に足を踏み入れないためには必須の条件ですから。

 

 

 

 


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