脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

57年目の同窓会名簿確認作業

2022年09月03日 | 私の右脳ライフ
私は、北九州市戸畑区の出身です。生まれた家で、高校を卒業するまで生活しました。
日本の高度成長期にかぶさるように大きくなった、考えたらラッキーな世代かもしれません。戦後のベビーブームのただなかに生まれたので、教室はいつも満杯でしたが、経済の右肩上がり、明るい未来を実感しながら成長しました。
写真は今朝の散歩道で。

話はちょっとそれます。
日本の出生数の推移を調べてみると、私が生まれた第1次ベビーブーム期には約270万人、第2次ベビーブーム期の1973年には約210万人、1975年に200万人を割り込みました。100万人を下回ったのが2015年。昨年は約81万人。ピーク時の1/3にも満たない赤ちゃんしか生まれてきていません。今年上半期は約38万5千人と、2022年は80万人を下回る見通しになっています。
ちょっと古いものしか見つかりませんでしたが、厚労省のデータを張っておきます。

「少子高齢化」ということばはよく耳目にするのですが、こうして数字でまとめてみると、社会全体の右肩上がりを期待することは昔日の夢…
もちろん少子化対策も待たれますが、避けようのない高齢社会が目前にあるのなら、高齢者が心身ともに、つまり体も脳も健康であるための指針が強力に提示されなくてはいけないと思います。
ヘクソカズラ(ちょっとかわいそうな名前)

さて、同窓会の名簿確認作業の報告を続けます。
私が通った頃、戸畑高校は男女比が3:1の共学校でした。女子は約100人。
1年2年と女子だけで2クラス。3年になったときに文系理系で男女混合組ができたのでした。
前の東京オリンピックは、高校2年生の時でした。大学進学のために上京した時に感じた、「今、社会が大きく動いて行っている」という感覚は、私と同世代の人たちには共通して感じることができた感覚だと思います。
ハナトラノオ

同級生の進路は詳しくはわからないのですが、私たちのころには東京や関西の大学に行く人もかなり多かったようです。今は地元志向が強いと聞いたことがあります。
キバナコスモス

同窓会本部は、当然北九州市戸畑区にあります。そして福岡、関西そして関東にも支部があり、今回、同期女子の名簿確認作業の担当になりました。
全部で18人。
卒業以来会っていない人が3人もいました。残りの人たちとの交流も様々なレベルです。
とにかく、住所だけという名簿を見て愕然。電話・携帯の掲載すらない人もいる!
関東支部としても、今後はネットを使って連絡する方向に舵を切ったので、「メールアドレスをお知らせください」というのが一番大きなテーマでした。
センニンソウ

いつもラインでやり取りしている友人たちはすぐに返信が届き、続けてメールでのお返事が続きました。お仕事やボランティアに励んでいるみるからに生き生きとした返信から、ご両親の介護…という切ないもの、本人の体調不良…この友人には「病気に負けないで、ドクターに禁忌のことを確認して、それ以外のことは積極的にしましょう!そうしないとボケちゃうんだから」とつい電話で長話になってしまいました。こちらがびっくりするほど素直に「そうよね。私もそう思っていた…なんだかあれもこれも意欲がなくなってて、これじゃあいけないと思ってたの」。電話をしてよかったと思いました。
電話でお話した別の友人も、御主人を長く介護して見送ったところで、コロナ禍突入。家にこもっているというので「一緒に遊びましょう♫」と誘いました。
コロナ禍というと、こんな話もありました。
「夏休みになると、孫がやってきて夏休み中うちで暮らしてたの。一手に引き受けて一緒に遊んだり勉強したりしていたのに、もう3年も来てない。楽と言えば楽だけど、ちょっと寂しいかなぁ…いわば老夫婦でひっそり過ごしてるのよ」
うーん。楽しみと変化は必要ですが、まだコロナ禍ですものね。でも…
フヨウ

1通は「断捨離しているので、人間関係も同じように考えはじめているところです」というお葉書が。「うーん。整理することはいいことかもしれないけど、楽しいことを新しく開発してほしいんだけど」と思いましたが、卒業以来会っていない友人にはさすがに踏み込んではお話しできませんでした。
もともと住所しかなかった友人3人からはまだ返信がありません。
高校時代はもう半世紀以上も昔のことですから、文字通り卒業しているのでしょうね。ちょっと寂しい。
クサギ

楽しい話題も。
その1.
関東支部の総会は10月15日に、最大限の注意を払って開催と決まりました。
その一報が北九州の同期生を取りまとめている友人に伝わったら、なんと九州からも数人参加してくれるといううれしいお知らせが飛び込んできました。関東の同期生にも声掛けをしてくれているそうです。
バーベナ

その2.
52回生(ということは34歳年下!)の女性後輩が、専門を生かしてボランティアで総会出欠のフォームを作ってくれたのです。
戸畑高校 天籟同窓会 関東支部 LINE公式アカウント(LINE)も作ってくれました。
よくわからなくても挑戦してみることに意義があります(笑)

なんだか時間を取られてあわただしく過ごしましたが、「情けは人の為ならず」私にとっては友人のいろいろな消息が分かった充実した時間でもありました。

ブログ村

http://health.blogmura.com/bokeboshi/ranking_out.html