焼いたイワシ、大豆のスープ、恵方巻。
この3点セットがわが家の節分献立です。
買った恵方巻に手を加えたのは、薄焼き卵とカット海苔。
鬼のパンツではなく、阪神タイガースです(笑)。
イワシは、焼く煙で厄除け、なのですが、
そんなことをしたら狭いキッチンは大変!
フライパンにふたをして焼きました。
大豆は訪道のお土産に持たせてもらった新大豆。
室礼のひとつとして飾っていました。
新大豆は直会(なおらい/飾った=供えたものを
わが身にいただくこと) としていただきました。
節分は、春夏秋冬の節目の日。
特に春前の節分は、新しい年の変わり目、立春で
一年が始まると考えていたので、立春を前に、
(前年の) 邪気をはらい(鬼は外)、無事に新年が迎え
られるようにと福を招き入れる(福は内) としたそうです。
邪気は節分に生じると考えられていたようで、
豆をまくことで邪気をはらう、はらえる、としたのですね。
豆が魔目(まめ=鬼の目) に通じ、豆を炒るは、魔目を射る、
つまり鬼、邪気退治。これからから出てくる厄災の目も
つぶして祓ってしまおう、と先人たちは目に見えないものでも
存在を信じて一生懸命に生きていたのだと想像します。
ちょうど新豆が美味しい時季でもあるので、豆=魔目。
言葉遊びでもしたのでしょうか。
あるいは、大豆は(陰陽五行説の) 五穀のひとつ。
「水」や「冬」にあたります。
・・・マニアックになるのでここらへんで止めますが、
由来は、平安時代の「方違え(かたたがえ)の豆打ち」の
行事。節分の日に、翌年の恵方に行って一夜の宿泊をし、
邪気を避けたそうですよ。
おやつも、食後のおデザも節分(笑)。
「わが家の鬼は、(節分のいろいろ)こんなのを見つける
のが楽しそうだ」とオット。
おやおや。こっちの鬼も角 出すぞ!(爆)。