今回のロシアがウクライナに侵攻する恐れを感じた時、自分が特に気になった事を『#019 -’22.ロシアとウクライナの緊張で思う事』(2022年2月)のインデックスとしてアップした。
メルケル氏はエネルギー安保が脆弱であることを認識していなかった。ロシアがウクライナの国境を越えて侵攻し始めたのは2022年2月24日です。
侵攻開始前のドイツのエネルギー安保に『#024 -’22. ドイツのエネルギー事情で思う事』ついて書いた時、ヨーロッパ特にドイツはロシアとのエネルギー資源の強固な繋がりを構築し始めて完結する一歩手前だった。その事がG7のヨーロッパの硬い一枚岩を弱くすると思っていた。ところがどっこい、ドイツはヨーロッパ諸国に説得されたのか「ノルドストリーム2」の立ち上げ稼働をストップした。米国、日本などからの備蓄天然ガスを融通する事にした。こちらから、関係を切らなくても、ヨーロッパ諸国の40%を握っているパイプライン郡である。背に腹は代えられないから、ロシアとヨーロッパのエネルギー資源のチキンゲームの始まりである。勿論、北海油田などがあるとは言え、シェールオイルのアメリカに於いても増産は儘ならない現実だ。
YAHOO ニュースによると:
【フランクフルトAFP時事】ウクライナ侵攻を受けたロシアからの石油や天然ガスといったエネルギー禁輸について、ドイツの閣僚からは6日、相次ぎ否定的見解が示された。ベーアボック外相は公共放送に対し「禁輸開始から3週間で残り数日で電気がなくなると自覚することになる。制裁破りしか道はなくなる」と断言した。 リントナー財務相も独紙ビルトに、エネルギー禁輸よりも「プーチン体制で利益を得てきた人々、ロシア国民の富を盗んできた人々が欧米の繁栄を享受できないようにすることだ」と主張。先進7カ国(G7)で協調しロシア新興財閥(オリガルヒ)を追い詰めるよう呼び掛けた。
再掲です。『ドイツの閣僚からは6日、相次ぎ否定的見解が示された。ベーアボック外相は公共放送に対し「禁輸開始から3週間で残り数日で電気がなくなると自覚することになる。制裁破りしか道はなくなる」と断言した。』 戦線離脱です。
エネルギーも食料も全てのライフラインが安全保障には欠くべからざるものである事を痛感する。
ウクライナ国民のライフライン(電力、食料、水)のみに留まらずに侵略と言う犯罪に上乗せして人道的な犯罪(クラスター爆弾、燃料気化爆弾など)までも犯すロシアに何時まで耐える事ができるのであろうか?
気がかりで仕方がない。
🔵 日本でのLPG(LNGではありません。)の備蓄基地の建設動画です。
倉敷国家石油ガス備蓄基地 建設の記録「地下岩盤に築く」
🔵 それでも、ウクライナ国歌を聴き、その歌い上げられた歌詞を聴くにつけ強い強いウクライナ人の心を感じる。多くの血を流しての現在のウクライナが存在している事をしった。
【和訳付き】ウクライナは滅びず (ウクライナ国歌) 【カナルビ付き】"Ще не вмерла України - Державний Гімн України"
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