週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#331 -’20. 大降り蹲「随月泉」@笹離宮

2020年10月03日 07時34分51秒 | 長野県の名所旧跡

今年は特別に入園無料で開放されています。

西洋的な庭園ではありませんが、侘び 寂びをご理解いただける年齢層の方や日本的な植物、特に笹に興味のある方にとっては最高の場所です。

今年と言っても、開園しているのは今月末迄です。

寒さ厳しくなる、八ヶ岳西麓です。

興味のある方は是非、今月中に。

今回は小堀遠州公の作庭技法による  大降り蹲「随月泉」です。

説明文は笹離宮のHPの植物園エリアから引用させて頂きました。

大降り蹲「随月泉」

降り蹲は地面を一段掘ったところに蹲を置くことで、そこから見上げて広く庭園を見る視点を与えた、小堀遠州公の作庭工法です。「随月泉」は世界最大の降り蹲であり、中心には蹲に見立てて、大きな水盤が据えられています。この水盤は約300年ほど前に、九州で臼として使われたものを天地を逆にして、水盤に加工したものです。

 

1  説明文の高札が立っているところにQRコードが印刷されています。スマホで読み取ると説明文を読み取ることも、読み上げてもくれます。

2  九州で使われていた石臼のようです。穀物類を挽く挽臼でしょうか?それともお餅を搗く、石臼でしょうか?生まれ育った我が家の裏のお宅では珍しい石で出来た臼で餅つきをしていました。蒸籠で蒸かしたもち米が木臼より冷えるのが早いので大変そうでした。こちらは多分、粉にするための挽臼かと思いながら拝見しました。でも、素敵な発想ですよね。

3  中央の球体の一部をなす所から水がでてきます。その水が周りに水盤から流れ落ちて水琴窟のような音を奏でていました。

4

5  水面に月が映り、人影を追うが如くに見えるそうです。先日は中秋の名月でしたが、夜半にお邪魔することは叶いませんから、風流の極みに接することはできません。

6  中央部分が円柱状に穴が開いておりそこから水がほとばしり出てきます。サイフォンのと如く取水面の流れの水面と連動して上下している感じです。

こちらの大降り蹲「随月泉」を拝見したときに頭に浮かんだのが、金沢の兼六園にお邪魔したときの庭園でした。噴水も動力ではなく大気圧による水面の高低差で水を吹き上げていたような記憶がよみがえりました。

風情はありませんが、最近のゲリラ豪雨の際のマンホールから大量な水が吹き上がる現象と物理的には同じです。

動力を使用しないで、水面の高低差で上げるなど風流ですよね。こちらの隋月泉が同じかは存じ上げていません。


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