週刊誌のえげつなさ

日本スケート連盟が日本雑誌協会に対してフィギュアスケートの安藤美姫さんに関する取材報道の自制を求める要請文を送ったそうだ。　本人は練習や競技になおさら負担がかかるから無理だろうけど、精神的苦痛に対して賠償金請求してもいいくらいだと思う。

電車内の週刊誌の中吊り広告の表題はあまりにもえげつない。　芸能人ではない、まだ未成年(高校生）、しかも日本の期待をあんなに若くして背負って立って頑張っているアマチュア選手を、その競技に関することではなく私生活までしかも恥辱な記事を書くなんて。（注：あーいう雑誌は読んでいないので内容は知らない）

よくもまぁ、あんな書き方をできるものだ。　中吊りだけで十分に嫌悪感をいだく。　何が「表現の自由」なんだか。　自由というのは「義務（を果たす）や責任」のもとにあるものだ。　あれは無責任な中傷にしか過ぎないと思う。　

私はその手の醜悪な週刊誌は読まない。表題は人の目をひくためにわざと大げさに、えげつなく書いてるのだろうが、安藤美姫さんに限らず、一生懸命頑張ったり、苦しんだりしている人をそんな風に表現したり書きたてるのは許せない。　まじめな報道ばかりじゃ雑誌が売れないのはわかるけれど、だからといって人を傷つけていいものではない。　怒り心頭な今日この頃である。

書いた人間、それを掲載することを許可した責任者もその家族一同も「私たちが恥ずかしい大人です、その家族です」って世間に顔をさらけ出すことを平気でできるんだろうか？

さて、気を取り直して本日のちょっとだけ明るくなったかもしれないサッカーの話題。
日本がバーレーンに勝った。　が、相手のオウンゴール１点だ。　とりあえず良かったけど、これでそんなに喜んでいいのか、日本？