花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

山口・妖怪ツアー(6) 終

2005-11-04 | 花・風景・旅・他
写真---
左上=金子みすず館に近い「仙崎」駅。電車の本数は数える程
駅の入り口は狭く、正面から見ると線路の向こうにある金子みすずさんのポスターがちょうど見えるようになってます。
左下=みすずの代表的な詩と顔が書かれた壁・・・と思ったら小さな札(中央下)がたくさんかけられて一つの絵になってました。札一つ一つにも詩が。
右上=みすずの生家あとが記念館になってます
右下=みすずの部屋を再現
真ん中=関係ないと思うんだけど、居間にあった猫の置物。ちょっと派手で好き。


さて、そして金子みすず記念館へ。
何年か前までは「仙崎駅」の一角にこぢんまりと展示されていたらしいのですが、今は金子みすずさんの生家(本屋)あとが記念館になってます。

駅から記念館までの金子みすず通りは両脇の家々に各々みすずさんの詩が書かれた札がかけられています。


金子みすずさんは大正末期の童謡詩人です。
その人生は決して幸せと思えるものではありません。 
ちょっと知ったばかりの私がそれを説明するのは控えておきましょう。
天才童謡詩人は26歳の若さで自ら命を絶ってこの世を去ったのでした。

金子みすずの詩はやさしくてかなしくて、あたたかい、何とも不思議な魅力があります。
人と同じ目を持ちながら、人が見ない部分、気づかない部分にまで視点を当てることに驚かされるというか、目を覚まさせられる気がします。
読んでいるといつの間にか彼女の思いの中に入り込んですっぽりと包まれているような。

すっかり金子みすずファンになってしまいました。

さて、これで旅は終わりに近づきました。
同行してくださったKAKO姉さまとお別れして帰路につきます。

そうそう、miyamiya大妖怪はすっかり楊貴妃KAKOさまに力を奪われてしまって人間に戻ったようです。めでたし、めでたし。。。って無理矢理な終わり方だなー。


おまけ

電車で福井に帰るmiyamiyaさんと別れ、空を飛んで帰る関東組は空港に向かいます。
2両編成の電車でのんびりのんびり。

電車のドアには開閉のボタンがあります。 
関東でも群馬や栃木に行く電車ではよく見かけます。
電車が発車する時は自動で閉まりますがそれ以外の時は必要に応じて乗客が開閉ボタンでドア捜査します。

それを知らず珍しがるHEEさんとminaちゃん。 
駅によっては一番端しか開かなかったりするのよね。
なんて話をしてましたら・・・空港最寄りの駅につきました。

「開」ボタンを押しても開かない! 
よく見るとドアに「締め切り」の文字が。
あわてて他のドアに駆け寄りますが開かない。
いやぁーーーー、降ろしてぇ!! 

パニックになる私たちに乗客の1人、おじいさんが「前の車両に行かなきゃ開かないよ」と教えてくれました。

大慌てで一同前の車両に走り「降りますーーーー」と運転手に叫びました。
セーフ。 
あぁ、よかった。

ここは空港最寄りの駅というのにちっちゃな無人駅です。 
空港まで迷わず歩けるかしら? 
空港までの道くらい表示がわかるようにあるでしょう。
・・・そんな心配は無用でした。 
駅にある表示に従って道を一つ折れて進むと空港がすぐに見えます。
なんだか拍子抜け。 
地方の飛行場ってこんな感じなのね。

無事に羽田空港にたどり着いた小妖怪たちは「打ち上げ」とばかり空港の居酒屋に入ります。

「お疲れ~~!乾杯!!」

最後の最後まで飲んで食べての私たちでした。