奥田シェフ×多田理事長第3回ディナーセミナー/サンタンデロ（銀座）

あっという間にひな祭りも過ぎ桜の開花もあと２～３週間といったところ。

早い。。。早すぎます。


そしてスギ花粉もまっさかり。



先月末のことですが、銀座のヤマガタサンタンデロにて開催されたディナーセミナーのお話です。




山形のアルケッチャーノのシェフとして有名な奥田氏の料理と日本オリーブオイルソムリエ協会
会長の多田氏がそれに合わせるオリーブオイル！

オリーブオイルがどう料理を生かすか？　オイルの香り・味わいもまたどう生きるか？

素材を殺さず、旨みを引き出したお料理にそれぞれ違うエクストラバージンオリーブオイルを
最高といえる組み合わせで提供してくれました。

とても興味深く、楽しいディナー！


なんと１１種類ものエクストラバージンオリーブオイルが並び、まずはテイスティングしてみて、
さらにベストマッチと言われたお料理に合わせてみる。



そして冒険心があれば違うものもかけてみたり。。。

料理の印象がこれだけでかなり変わります。


オリーブオイルは単一品種のもの、ブレンドのものとありますが、ここに並んだのは単一が
多かったようです。

それ自体は好みの風味だったり、そうじゃなかったり。
これが料理にかけると好みじゃないものも変身（？）するわけです。


オリーブオイル、奥が深いです。



さすがに家庭ではこんなにそろえるのはムリですが、こういうことを意識するっていうだけでも
とってもいい経験になりました。


























きゅうりの切り方も様々で形で食感も味さえも変わってきます

下にはニジマスがかくれてる

異なる温度で調理されたニジマス
それぞれにおいしい

特に低温で仕上げたものは絶品




セットで提供された最初の山形産スパークリングを飲み終わり次がほしいところ

でもちゃんとオリーブオイルと料理を冷静に味わいたいのでガマン。。







すみません
つい食べちゃってました






リゾットにオリーブオイルをかけると・・・
味に深みが























お腹いっぱいになってきたけど
見た目からもおいしいこと間違いなしとわかる豚







カブランマンジェ？　もしかしてカブ？？

デザートはカブの青臭みがちょっとあるブラマンジェ
これにオリーブオイルをかけると青みが消えてミルクとカブの甘みが

チップスのような葉がまたおいしい
これにもオリーブオイルが使われているよう







ずらり！






こんなにも多種多様なオリーブオイルを口に入れるのは初めてです。
合わせるとけっこうな量、でもまったくもたれませんでした。

やっぱりいいエクストラバージンオリーブオイルはオリーブのジュースなんだな、っとあらためて
思ったディナーでした。




よく炒め物や揚げ物はエクストラバージンオリーブオイルはダメ！ということを聞きますが
そんなことはないそうです。

ただ、２００度以上に上がると煙が出てくるのでそこまで上げないように。

そして、高いからもったいない、と思ってもいいオイルは揚げ物に使っても漉せばまた使えると。

（さすがにノンフィルターは揚げ物は使わない方がいいと思います）


そして・・・ちゃんとした良質のエクストラバージンオリーブオイルを選ぶことが肝心。

日本にはエクストラバージンオリーブオイルの厳格な規定がないので要注意。


普段のセミナーは協会会員限定ですが、こういう特別イベントの時は一般も可能なようなので
また行きたいな。