2020年令和初の箱根駅伝が開幕しました。
私は当ブログでも、LINEでもここ10年間で一番不安な箱根になると再三書いて来ましたが、悪い予感が的中してしまいました。
1区:西山和弥
過去2回の区間賞男も、高速レースに対応できず、14位に沈む。過去2回はゆったりしたペースの中終盤に突き放すと言う展開でしたが、今回はそれが出来ず、故障明けで明らかに練習不足。
2区:相澤 晃
あの不滅と言われたモグスの記録を上回る、史上初の1時間5分台でフィニッシュ。日本人最高記録は抜くとは思ってましたが、ここまで走るとは驚愕の区間新
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3区:吉川洋次
出雲・全日本を欠場し、箱根には何とか間に合ったように見えたが、やはり本調子には程遠く、区間13位
4区:渡邊奏太
襷を渡される前から、私は西山以上に不安が一杯だったのですが、区間20位(最下位?)
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5区:宮下隼人
5月の関東インカレ終了後に、早くも箱根では5区希望を宣言、1学年上の田中も一昨年9位・昨年8位と悪くなかっただけに、酒井監督は大きな賭けに出たなと思いましたが、何と区間賞&区間新
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高校時代は無名の富士河口湖高校出身、やはり富士山が見える5区は相性が良いのか?
インタビューの受け応えもしっかりしてました。
これであと2回は5区は心配なし
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往路5区間のうち1区を除く4区間で区間新が多発、コンディションが良かった事とナイキのシューズの影響はあったのでしょうが、明らかにこれまでの箱根駅伝とは違う、「箱根新時代」に入った気がします。
東洋大学は、故障明けの西山・吉川・渡邊を起用せざるを得ない選手層の薄さを露呈しちゃいましたが、選手を故障させないのも指導力の内であり、代わりの選手を育てられなかったのも批判されてもしょうがないと思います。
嘗ての名門チームの日大・早稲田・中央は予選会を突破するのに汲々としています。いつ東洋大学がそうなるか分かりません。
青学の2区を走った区間賞獲得の1年生岸本選手は、駅伝ではそれほど強くない新潟三条高校出身で、高校時代の駅伝成績も新潟県では上位でしたが、特筆すべきタイムではありませんでした。
入学してからの指導も大事ですが、無名の選手を吸い上げるスカウティングも大事です。
東洋大学は2年生の鈴木宗孝や今日走った宮下のように、無名選手の発掘には定評があります。
最後に、明日の復路は6区に今西、9区に定方が残っていますので、最悪の事態は無いとは思います。
予選会行きだけは勘弁してね
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