競泳インカレは今日が最終日でした。優勝を目指していた東洋大女子は4位(昨年は2位)、男子は昨年と同じ6位に終わりました。
女子は白井璃緒・今井月・酒井夏海の3人のエース(五輪経験者)が本調子ではなく、200m背泳ぎで白井が優勝したに留まりました。3人の不調がリレーの結果にも如実に表れ、2年連続して三冠を達成したリレーも優勝はありませんでした。来年は大エースの白井や田中祐季が抜けますので、優勝争いをするには大規模な補強が必要です。平井監督は世界に通用する有望選手は各学年1名くらいは入学させても、インカレ優勝を本気で目指しているとは思えないです。それはそれで監督や大学の方針ですから文句は言いませんが、インカレでの活躍を楽しみにしているOBも多くいる事も考慮して欲しいです。
男子は私はシード権の8位ギリギリだと思っていましたが、昨年と同様に6位に留まりました。ただ女子より深刻なのは、自由形の宝田・平泳ぎの花車・バタフライの阪本・背泳ぎの細川ら決勝に残ったり、表彰台に上がったのが殆ど4年生だと言う事です。最近はインターハイで決勝に残るくらいの強い選手は全くと言って良い程入学しません。まあ東洋大水泳部が強くなったのは萩野公介が入学する1年前で、日大・中央大・早稲田大・明治大・法政大・近畿大・中京大などに比べると伝統の力がないので、スカウトに苦戦しているであろう事は想像に難くありません。このままだと間違いなく来年は8位以内(シード権)は難しいと思います。
今日の男子の得点を見ても日大が圧倒して居ます。男子のインターハイの結果を見ると日大豊山や日大藤沢などが圧倒的に強く、彼らは1部の例外を除いてだいたい日本大学に進学しちゃいます。水泳のスカウティングに「独占禁止法」があるなら、それに抵触する可能性もある と言うのは冗談ですが、せめて上位争いは毎年してもらいたいものです。
今年で97回目の競泳インカレですが、今回を含めて日大は38回優勝です。約4割は日大の優勝!
(以上、高校時代は水泳部のOBより・・・)