トレッキング計画の変更で4日間短縮になると、カトマンズ市内で暇を潰すのは如何したものか悩んでしまった。飲み食い買い物だけではムダ金使いで飽きてくるが、観光するとなると限られて旧王宮・ボートナートの見物と相場は決まってくる。粉塵まみれで空気の悪いカトマンズなので、滞在が長引けば次第に喉の不調が気になり、さっさと出国したくなるのだが致し方ない。
サーダーのダワ・タシに連れられて行ったのは旧王宮とボートナートで、最後に訪れたのはヌンブールヒマラヤトレックの社長のペンバ・ギャルゼンの会社兼自宅だった。訪れてびっくりしたのは彼の自宅で、4階建ての立な建物の中は広く部屋数も多く、家具調度品も贅沢仕様で接待用の部屋・事務所・仏間・家族の部屋・屋上テラス・貸し部屋など、すっかり実業者の風格が感じられた。若くして施行したシェルパには良くある話の様で、サーダーのダワ・タシも6階建のビルを所有し賃貸しているらしく資産家でもある。
ペンバ・ギャルゼンの息子はインドのダージリンの大学に留学中で、ダワ・タシの娘はアメリカで韓国人のレストランで働いているらしい。その他の子供も大学出が当たり前で、シェルパで成功した人は努力家でビジネス感覚も優れている様だ。しかし、自分の子供たちには危険なクライミングシェルパにはしたくない様だった。
ペンバ・ギャルゼンが自分で作ったカレー料理は絶品で、感謝と真心がこもったおもてなしに思えた。
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