山菜のミズには青ミズ・赤ミズという2種類有る事をご存知ですか?一般的に「ミズ」と言われているのは赤ミズの事とで、直売店などに出回っている根元が赤いやつ。青ミズは取れる場所が限られており、一般的に出回っていない様だ。
しかしこの「ミズ」は直売店でもあまり売れ行きが芳しくない。理由はミズ自体癖無くアク抜きの必要はないが、面倒な皮むきをしないと食べられなく、手間がかかるので敬遠されているからだ。どちらかと言うと田舎のバンツァンの得意料理という代物。手っ取り早くテンプラ・胡麻和えで食べられるタラノメ・コシアブラの高級品とは別格で、何となくB級山菜の扱いを受けている。
しかしこの青ミズなら柔らかくて皮を剥く必要が無く、葉っぱのままでも食べられる。青ミズは茹でると鮮やかな緑色となり、おひたしなどでも程よいサクサク感とヌメリがあり、殆ど野菜感覚で食べられるので気に入っている。裏山の元桑畑だった杉の植林地は一面ミズの畑となり、山に行けない親戚・知人などの年寄り衆がやってくる時期となる。
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