東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

東日本大震災 マンション 電気温水器の復活 2011.05.27

2011年05月27日 | 東日本大震災
我が家のマンションの電気温水器が復活し、今日の朝約75日ぶりに温水シャワーを浴びることができた。

築30年位になるこのマンションは、今でははやらない夜間電力を使って温水をためる旧タイプの設備で、このマンションの温水器は8割位の家で壊れてしまい修理が必要になってしまった。

この温水器の最大の欠陥は地震に弱い事で、直径80cm 高さ1.5m位のタンクはお湯が溜まると重心が高くて揺れやすく、細い温水の銅管やバルブやエルボなどは簡単の損傷を受けてしまう。

タンクの下は3か所のアンカーボルトでコンクリートスラブに固定されているが、大きな揺れで抜けてしまってタンクが傾いた家も多く、中には倒れて家の中や廊下が水浸しになっているお気の毒な方も。

タンク内に損傷を受けて漏水してしまい、本体を丸ごと交換せざるを得ないケースも少なくない。最近メーカーもあまり生産していないのは供給は悪い。

おかげで廊下側に位置しているために各階の廊下と階段は水浸しとなり、1Fのエレベーターシャフトは1.0m程水が溜まってメンテ会社の方も復旧には苦労していた。

厄介なのは本体や部材不足でメーカーの対応が悪く、修理を申し込んでも何の音沙汰なく今日まで放置状態で、さんざん催促してようやく配管を交換して使えるようにはなった。

地震への対策としてM10のオールアンカーで本体を壁に固定してもい、バルブも耐震性にある部材に変えてもらった。

毎朝、起きてから体をゴシゴシやって出勤していたので、今日はシャワーでもそのありがたみを感じてしまう。原発問題でいろんな事が言われているが、電気の恩恵をどれだけ受けているかを自分も実感させらると同時に、電気に頼る暮らしがどれだけ脆弱かを知る結果となった。



18年位使った本体 (寿命は15年とか)


M10のオールアンカーで本体を壁に固定
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東日本大震災 住宅・アパー... | トップ | 今年も元気かい? 樹齢150年... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
○菱電機DIAHOT? (スダッち)
2011-05-27 22:18:03
もしかして、この電気給湯器は、今や骨董品の部類に入りかけている○菱電機DIAHOTですか?
実は、我が家も同じタイプものをいまだに使っていたりします。
こいつが、マンションのあちこちの部屋で倒れたそうですが、中身はめちゃめちゃ高温の熱湯ですよね(80°~90°)火傷された方とかいなかったか心配です。
返信する
Re.○菱電機DIAHOT (sakano)
2011-05-28 01:31:46
ご指摘の通りのメーカーさんです。

家の温水器の漏水はなかったですが、高温のお湯が流れたという話は聞いていません。

かなりの水量が流れたので、おそらく給水側の配管から多量の漏水があったかもしれません。
返信する

コメントを投稿

東日本大震災」カテゴリの最新記事