風のささやき 俳句のblog

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小春日や地面背負いて駄々言う子 【季語:小春日】

2020年11月20日 | 俳句:冬 時候

子供たちを乳母車に乗せて遊びに行く途中
とあるマンションの一角に
コンクリート製の鹿の遊具がありました

小さな子供が背中に乗って遊ぶのに
ちょうど良い大きさのものです

最初は仲良く
その背中に乗って遊んでいた
我が家の双子でしたが

いつものごとく
鹿の背中をめぐっての
喧嘩が始まりました

しばらくはその喧嘩の様子を眺めていたのですが
やがて一人が負けて泣き出しました
一人が背中を独占しています

仕方がないので慰めに行こうと近寄ると
地面に寝ころび泣きながら駄々をこねます

抱き上げようとしたのですが抵抗するので
しばらくそのままにして様子を見ました
暖かな小春日和
地面もそこまで寒くないだろうと思いながら

負けた子供はしばらくは
寝ころんで泣きわめきながら
抵抗を続けました