風のささやき 俳句のblog

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小春空おどけた口笛吹く子かな【季語:小春空】

2024年12月07日 | 俳句:冬 時候

暖かな日でした
その陽気に誘われたのか
心が軽くなったのか

一緒に歩いていた子供が
口笛を吹きました
もちろん下手な口笛で
時々空気が漏れるような音がします

それでも自分では
上手く吹けていると思っているのでしょう
調子に乗っていつまでも吹いて
しかも上手でしょうと聞いてきます

本人は真面目に吹いているのでしょうが
どこかおどけた調子のその口笛は
小春空にお似合いで

僕は確かに上手だなどと
おべっかを使いながら
その音色を楽しんでいました



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