新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

眠れない夜は500円DVD「大洪水」「封鎖作戦」「ガンヒルの決斗」

2018-09-23 17:17:25 | 芸術鑑賞
寝不足でやはりぼけてました。昨日未公開でした。では

どうしても寝付けない夜が年に数回あるものです。そんな時は無理に寝ようとしないで、本を読んだりDVDを見ることにしてます。
そんな夜が一昨日の金曜日でした。長編名画を見ればますます寝付けなくなると、BC級の500円DVDを見ることにしました。

『大洪水』
多分舞台は米国。雪解けで川が氾濫。土手の補修に駆り出された囚人が、決壊と共に流される。アメリカらしい見渡す限りの洪水の中、一軒の邸宅がかろうじて取り残されています。そこへ囚人二人と看守一人、それに町へ逃げそびれたその家の娘が辿り着きます。
囚人二人に殺されると、看守は筏で一人逃げ出す。囚人の一人は囚人らしい男で欲望むき出し。残った囚人が主人公で殺人犯なのだが、助かるというより何か目的があって町へ行きたがる。この家の娘は結局殺人犯を頼る。街の警察もやっとこの家の様子がおかしいと気が付きますがさてラストは。

アジアの台風の洪水とは全く異なる広大な平原を埋め尽くす大洪水の迫力はあります。役者は主役だけ見たことあるような。1958年公開
高校生の頃関西の3本立て映画館で見たような記憶があります。


『封鎖作戦』
1940年米国から英国への援助として贈られた数十隻の老朽軍艦の中の、1隻の駆逐艦の実話らしいです。
軍務についても満足に動かない老朽艦です。船団護衛についてもエンジン故障で海上に残されたり、入港しようとすると寄せ集めの乗員で岸壁に衝突、艦長は査問委員会に掛けられるといったお荷物駆逐艦です。結局艦首に爆薬を積んでドイツ軍港に突っ込んで軍港をふさぐ任務を与えられます。
それも、ドックに乗り上げても爆薬は爆発せず乗員全員ドイツ軍拿捕されることに。みっともない老朽艦の物語です。ラスト収容所に行進していく途中で軍艦が爆発する煙が見えて、任務を達成しますが、彼らのその後はどうなったか書かれていません。
主役の艦長は、トラヴァ―・ハワード有名な英国の俳優です。もう一人の脇役にリチャード・アッテンボローが出演してます。この俳優はとても有名なのですが、私にはなぜ名優なのか分かりません。顔で損をしているのかもしれません。日本人には理解できない欧米人の顔でしょうか。1952年公開です。


『ガンヒルの決斗』
郊外で旅をしている若者二人が通りかかった子供を連れた母親をレイプして殺します。なんとか若者載っていた馬に乗って逃げてきた少年が町に駆け込みます。
父親はその町の保安官でした。殺された母親は原住民の娘でした。妻の父親は我々の方法で復讐するといいますが、法の下に裁くと息子が載ってきた馬の鞍を担いで汽車で犯人逮捕に向かいます。その鞍は大変豪華な鞍で紋章は入っていて、それで鞍の持ち主が判っていたのです。
ガンヒルに到着。この町を牛耳っていたのが、保安官の昔の仲間で大親友の男。牧場主はこんなことはしないはずと談判すると、殺された妻が顔に着けた鞭の痕から犯人は、牧場主の一人息子と判明。保安官に息子の命乞いをするが裁判にかけると聞かぬ保安官。親友を殺したくないが息子も大切と、結局決裂。
街中が牧場主の影響を受けているので誰一一人、保安官も助けてくれない中、午後九時の列車に息子を載せるとホテルに一室で息子と籠城。さてラストは。
保安官は、カーク・ダグラス。親友の牧場主がアンソニー・クイン  往年の名優同士の演技です。  1959年公開


結局四時半まで起きてました。その影響で今日もまだ眠いです。


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ブルーレイ「眼下の敵」

2018-08-13 18:12:29 | 芸術鑑賞
なんと言う時代になったのでしょうか。ブルーレイが1巻1,000円で購入できるなんて。長年DVDを購入してきました。殆どが過去の名画でしたから当時はDVD主流でした。最近ブルーレイの方がメインになってきたようですが。ただやはり値段が違います。50年代から90年代が主流でしたから、画面もそれなりの状態ですので、納得していたのです。

最近所蔵のDVDの中でモノクロの「頭上の敵機」とカラーの「眼下の敵」が新星堂でブルーレイで1巻1,000円で売っているのを見つけました。
どちらも大変魅力があります。いちばん好きな俳優がグレゴリー・ペックです。当然「頭上の敵機」ですね。すきな俳優ベストファイブだと、ロバート・ミッチャムとクルトユルゲンスがはいります。そうなると「眼下の敵」です。さらに潜水艦乗りが若いころの夢だった私としては、ためしの初めて買うブルーレイは、僅差で「眼下の敵」に決定しました。本日購入しました。1週間前から目をつけていましたが、さすがまだ売れていませんでした。

【眼下の敵】
南大西洋で米駆逐艦とUボートの相手の動向を探りながらの死闘を描いています。駆逐艦艦長をロバート・ミッチャム、潜水艦艦長をクルト・ユルゲンスです。
ロバート・ミッチャムのDVDはかなり持っております。今更解説の様もないと思います。クルト・ユルゲンスはドイツの俳優で最も好きな俳優と言ってもいいでしょうか。騎士道精神を持った古いタイプのドイツ軍高級将校を演じるととても様になってます。何の映画か名前をすぐに思い出せませんが、スイスかどこかに赴任しているイギリス大使と交渉をするシーンなんかかっこいいでしたね。

さて、この記事を書くに際してDVDとブルーレイを比較しなければと、頭のところを5分ほど見てみました。ブルーレイの方は普通にきれいに観られますが、DVDは改めてみると昔の画像のママですから細かいところが鮮明ではありません。
最近単行本でよく採用される「決定版」と言うことと同じですね。この鮮明さを1000円なら納得しますが。倍違うと購入を悩みます。
ただ最新の配給映画ですと、最初からブルーレイで見る方が楽しめるかと思うのですが、最近の映画ではなかなか欲しいものがありません。
さて、「頭上の敵機」はモノクロです。これをブルーレイで見るとどう違うのか、なかなか悩むところです。ネットで知らべてみると、やはり鮮明さが全く違うとのことです。こちらも1000円ですから買ってみましょうか。


先程のクルト・ユルゲンスの出演映画ですが、今ふと思い出しました。たぶん「遠すぎた橋」ではなかったでしょうか。調べていませんので確証はありません。
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DVD「ザ・バンク」観ました

2018-01-19 18:02:25 | 芸術鑑賞
DVD「ザ・バンク」早速観てしまいました。だって外はうすら寒いんですもの♪。
昨日も書きましたが、とても地味と言うか落ち着いた映画で主人公の派手な格闘シーンもヒロインとのラブシーンもありません。
めったに観ない特典映像も堪能しました。

最初に書きたいことはこの映画、実話をベースにしたストーリーだということです。各国が実際裏で行っている色々な取引の決済をすることを裏の仕事として行っている銀行があり、その銀行が積極的に世界の紛争などに関係していることが描かれています。当然国家レベルの闇の世界ですからその国の諜報機関や警察などの国家権力もしっかり静かにネットワークを結んでいるのだそうです。ありそうな話ですね。

次に各国が舞台ですからそれぞれの都市が紹介されていきます。ベルリン、リヨン、ルクセンブルグ、ミラノ、ニューヨーク、イスタンブールなどです。それぞれの都市の生活感などがよく描かれています。イスタンブールのバザールの中の追跡も面白かったです。バザールの中は市民や観光客でごった返していますから、通行を止めてエキストラを使うこともできず、ゲリラ撮影をしたそうです。これも面白かった。ともかく空撮も多用しての街並みが美しかったです。

中心的建物として敵役の銀行の建物が、フォルクスワーゲンの本社の巨大なビルを借りて撮影したそうです。無機的な巨大なガラス張りのビルです。世界的な銀行の本社ビルの設定ですが、これがまたぴったりです。特典映像ではフォルクスワーゲンの広大な施設群の紹介もありました。

最も驚いたのは、唯一の銃撃戦、それも小型の自動小銃を持った襲撃部隊が、あのグッケンハイム美術館の中で派手にマシンガンを撃ちまくるシーンです。吹き抜けの大きな展示場を螺旋階段で10階以上上るという構造です。行ったことがないのでよく分かりませんが。
当然壁や展示物や階段の壁、さらにはガラス製の天井などが銃撃で粉々になるのですが、どう撮影したのでしょう。
特典映像によると、このグッケンハイム美術館をドイツで同じ美術館をセットで作り上げてしまったのです。この辺も製作費を惜しみなくつぎ込む製作姿勢にびっくりでした。

久しぶりに特典映像を楽しみました。



何人か脇役で結構有名な俳優が出ています。名前がよく分かりませんが渋い演技をしています。
スチーブン・セガールの派手なアクションもいいですが、たまにはこんな地味な映画もいいですね。
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DVD[ザ・バンク]

2018-01-18 18:14:23 | 芸術鑑賞
昨日テレビ東京の午後のロードショーの後半を何気なく着けますと、なかなかこれが面白いのです。世界的規模の金融の闇の巨悪を、インターポールの捜査官が挑戦する映画です。
とても地味な造りですが、ありそうな話であり世界各地を捜査していくのですが、トルコのイスタンブールも登場しておりまして、トルコの関心のある私としては静かな街並みの描写も楽しめました。
後半に登場する美術館での猛烈な銃撃戦も静かな物語の展開からの突然のアクションもびっくりでした。
そういえば最近DVDを購入しておらず、と言いますのも映画自体に飽きてきておりましたのが、この映画を後半半分見て、DVDが欲しくなったのです。

ブックオフにも在庫がなくアマゾンで買おうかと歩いておりますと、500円廉価コーナーがあります。念のためと見てみますとなんとあるではありませんか。こんな映画ですから500円で大正解です。アマゾンのプレビューでも高評価の映画です。明日は寒い日だそうです。暖かくして見てみましょう。

パッケージの惹句では。

世界の富裕層から莫大な資金が集まる欧州を代表する巨大銀行IBBC。
しかし、その取引にはある違法行為の疑いが・・・。
ニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマンと共同で捜査に乗り出したインターポール捜査官のルイ・サリンジャー。
ベルリン、リヨン、ルクセンブルク、ミラノ、ニューヨーク、そしてイスタンブールへ。
次々と消されていく証人や証拠に翻弄されながら、彼らの追跡は国境を越えていく。
世界屈指のその銀行の資金は、いったい何処から流れているのか。
核心に近づくたび断ち切られる真相解明の糸口。
サリンジャーは、強大な権力をまとったメガバンクに、一人で立ち向かう決意をする。
そして、真相を暴くため彼は法の枠さえ超えようとしていた————。

と、あります。


500円でこれは、文字通りお買い得ではと思います。
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DVD「アウトロー」を見てみたが

2017-08-03 18:02:11 | 芸術鑑賞
トム・クルーズの「アウトロー」を雨の日に見てみたのですが、拍子抜けの映画でした。
スティーブン・セガールやマット・デイモンの作品を長年観ている私にとっては、物足りない映画でした。トム・クルーズの新しいヒーローと言われているのですが、「どこが?」と言わざるを得ません。

スティーブンやマットの作品に大変いい作品があるのに、同じ設定の作品ならなぜ参考にしなかったのか、わざわざB級作品を作ったのか疑問です。トム・クルーズの名声があるのにです。

ちょっと一つずつ気になったことを挙げてみましょうか。
①主人公の前職の背景です。陸軍の憲兵で高級将校となっています。陸軍の憲兵の設定は珍しいと思いますが。その職業上の背景の説明がなく彼の能力の優れていることがよく分かりません。彼自身が劇中で『捜査対象は、殺人訓練を受けた兵士だ』と言ってますが、手強い相手だけに、その割には彼の捜査手法など甘いです。

②対する悪の主人公が、はっきりしません。旧ソ連の出身らしいのですが、明確に表現されてません。各国を転々と渡り歩いて悪事を働いている割には、凄味がないまるでぼけた老人のような演技です。

③②の部下が少ない。各国を渡り歩くなら少なくとも数十人はいるだろうに、最後の戦闘シーンには五人くらいだったか。

④②と最後に戦う戦闘シーンは、おなじみの採掘場。爆破シーンでもあるならわかるけど銃の打ち合いだけです。だったらもっと気の利いた場所はないのか。ウルトラマンや子連れ狼だって石切り場でした。

⑤トムと敵対するボスの最後の根城は、採掘場のコンテナの中です。世界をまたにかけた悪の根城がコンテナなんて、お手軽すぎる。

⑥トムと実際に戦う②の1番の子分。旧ロシア系の犯罪組織なら、まずロシア秘密警察か軍の秘密部隊の設定でしょうが。トムとの格闘も弱すぎます。

⑦そのトムの格闘シーンですが、ハリウッド風の格闘技、まるで喧嘩です。街のチンピラ5人なら十分ですが。

⑧②は我が犯罪を遂行するため市長や上院議員にわいろなど送っていないのでしょうか。アメリカに違法に入国して偽名で犯罪を行うのに、その位の手を打ていないのでしょうか。②がトムに殺されて終わりです。

きりがありません。情報機関や群で訓練を受けた前歴のある、たとえばケーシー・ライバックやボーンシリーズやその他いろいろ面白い主人公はたくさんいます。その辺のストーリーをこの「アウトロー」の関係者は参考にしなかったのでしょうか。新しいヒーローを誕生するなら、もう少し考えていただきたいと思いました。トム・クルーズの個人的な魅力だけでは、このカテゴリーの主人公は持ちません。更なる練り上げをしてほしいものです。


期待が大きかっただけに、残念です。
拾い物は、ロバート・デュヴァルを久しぶりに見たことです。懐かしい渋い演技でした。
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DVD「アウトロー」

2017-07-31 18:02:44 | 芸術鑑賞
明日から当分天候不順だそうです。明日からの10日天気予報で、6日雨の予報が出ておりその他は曇りです。
何時もの新星堂に寄ってみると、以前から欲しかったトム・クルーズの「アウトロー」がありました。1巻1,000円発売でしたので、即購入です。

実はトム・クルーズをそれほど興味を持っておらず、「トップガン」以来、一本も彼の作品を見ておりません。
彼の映画は毎度作品を紹介される中、スタントを使わないとよく紹介されますが、どうもジャッキー・チェンのイメージと重なってしまい関心を持てないのです。
そんな中、最近評判がいいのがこの「アウトロー」です。
派手な動きを押さえ、格闘シーンも実践的な格闘技を使い孤独なヒーローの主人公ジャック・リーチャ―の登場だと書かれています。

ジャック・リーチャ―と言えば、次作の作品のタイトルが「ジャック・リーチャ―」です。ところが本パッケージには大きくジャック・リーチャ―とあります。で、これは次作と思い「アウトロー」はありませんかと店に尋ねると、これがアウトローだと言います。よく見るとパッケージの下辺に「アウトロー」とあるではありませんか。お店でもめるところでした。

トム・クルーズの新しいヒーローだという前評判ですので、あすからの天候不順のあいだに見てみようと買ってみたのです。




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DVD[沈黙の粛清]

2017-05-29 18:02:39 | 芸術鑑賞
スティーブン・セガールの作品は、初期の作品から中期ごろまではほとんど購入しています。最近の彼は太りすぎてしまい、まるで防弾チョッキを着ているかの体型です。ケーシー・ライバックの「沈黙の戦艦」や「要塞」、「陰謀」、「断崖」頃まででしょうか。環境問題がテーマの頃です。
その後都市犯罪や、国際マフィ集団との殺戮シーンオンパレードでだんだんつまらなく感じておりました。

さて最近予告編で本作品を知りました。


愛する家族をギャングに殺された米軍特殊部隊出身のロバート・サイクス 大佐がマフィアの連中を血祭りにあげていくのです。昔の同僚のFBI捜査官が追跡を開始。当然マフィアのボスも組織を上げて彼の抹殺を指令します。街中を殺戮の嵐が。
街中が大騒ぎ、知事選立候補を目指す市長も便乗する。そんなストーリーです。

昔好きだったチャールズ・ブロンソンの「狼よさらば」とか「ロスアンゼルス」タイプの映画かと期待しました。
5月にDVDが発売されたのですが、もうすでに1巻1000円コーナーにありました。勿論即買でした。

さて感想です。
彼も年を取ったのでしょう、昔のような胸のすくような合気道の格闘シーンはありませんでした。スナイパーの銃器を多用した殺戮シーンの連続です。
むしろFBI捜査官のナイフの格闘シーンを、目新しいものがありました。昔の同僚と言いましたが、サイクス大佐は捜査官の上官でいわゆるサバイバル、格闘などの教官でもあった設定です。
セガールの映画では人種問題にも配慮がされており、ヒロインの女性に白人以外を使ったり黒人を重要な役回りに使うことが多いのですが、今回は主要な役で黒人は出てこなかったような気がします。

さてストーリーに関してですが、ネタばれになりますので詳しく言えませんが、結末はびっくり、拍子抜け、はっきりしてくれと言う最終シーンがあります。野球のグローブのシーンはセガールファンとしては、一言文句が言いたいです。
もっともストーリ全部が、観客にぶつけてきたセガールの謎かけだったのでしょうか。

しばらく時間をおいてもう一度見直してみようかと思っています。
さりながら、映画上とはいえこんなに大量に殺人が連続して起こっても良いのでしょうか。そういえば日本でも百数十人切り殺す映画があったそうですね。




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DVD「オデッセイ」

2017-05-01 17:17:54 | 芸術鑑賞
春雷が鳴り、強い雨が降り出し、TVでは春の嵐が来ているとの予報でしたが、先ほどから晴れています。
強い雨と空が暗くなってきましたので、早速買っておいた「オデッセイ」を見ることにしました。

【物語】
火星での探査ミッションで死亡したと判断されたワトニーは、奇跡的に生きていた。火星に取り残され、次に有人機が来るのは4年後。食料も酸素も絶対的に足りない。彼は生きて地球に帰ることを諦めなかった。ワトニーが生きていると知ったNASAや仲間のクルーはわずかな可能性を信じて前代未聞の計画を実施する。

絶望的な状況の中で、人は生きることのこんなに懸命になれるのかと言ったことがメインテーマでしょうが、サバイバル映画として大変面白かったですし、火星の景色が大変美しかったのですが。
想像では、もっと取り残された彼の内面的な葛藤を強く書かれているのではと思っていました。
うがった想像をしますと、まず、火星に一人残された宇宙飛行士が無事生還するストーリーを完成するには、どのような条件や設定を見ている観客に納得させられるかと言った課題を、ライターや元宇宙飛行士やNASAのOBを集めて検討して書き上げたシナリオを作ったのかなと思います。
彼が植物学者であったり、数年前に着陸した探査機が砂の中に無事使用できる状態で埋もれていたりと、都合良すぎると思うところもありますが、逆に400日以上(火星時間で)生き延びて生還させるにはこのような仕掛けをしなければならないのでしょう。

また彼の救出作戦に中国の宇宙船が協力するところも、なんとなく時代だなーと思ってしまいます。
ともかくスケールの大きな火星の風景や、彼が生き残るために計画した数々のテクニックなど面白いとこ満載です。
大型のTVで見たかった142分でした。
主役はあのマット・デイモンでした。

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DVD「オデッセイ」

2017-04-29 17:21:49 | 芸術鑑賞
いよいよ長いGWが始まってしまいました。発注していた食器の交換パーツをヨーカ堂に取に行ったのですが、もう市内の道路も渋滞です。高速もそうですが、とりあえず近場で遊ぼうという皆さんも大勢いて渋滞です。どんなパーツかはまたと言うことで。

GWのあいだ何時も1本は買うというDVDを探しに行きました。何せこの時期、1本1000円セールになりますから。
じっくり選んで購入したのが、この作品です。まだ観てません。


しかし驚きました。この作品比較的新しい作品です。少し前に新発売だったような気がします。それがもうこの価格。

火星でただ一人、死んだと思われた宇宙飛行士が生存していた、食料も酸素も限りがあります。彼はどうやってそれを乗り越えるか。彼をどう救出するか。
そんなことを考えています。当然CGもふんだんに使われているでしょうから、その辺も見どころです。

一日くらい冷たい雨の降る日はないでしょうか。暖かくしてDVDを見るのですが。
もう1本狙っているのがあります。あの、CIAがオサマ・ビン・ラディンを襲撃した実録映画です。店には、初回限定盤が4000円で売られていました。やはりこれでは高いです。廉価版もあるようですがこの店にはおいてなかったです。取り寄せは断って、探してみるつもりです。
探すことを理由に、1日くらいは外出しないと。
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濱嘉之「院内刑事」

2017-03-10 18:02:55 | 芸術鑑賞
私のひそやかな楽しみは、好きな作家の新刊を発売当日か少なくともその翌日に購入することです。昔は書店に発売日前日に入荷することがあり、レーシートをその証拠に本に挟んでいたものです。現在はそんなことは全くありません。

さてこの本を数日前に見つけました。あれ!!と思い奥付を確認すると、2月20日ではありませんか。半月以上たってます。いくら花粉で外出がままならないとは言っても、私のポリシーに反します。情けなくてやり切れません。そういえば最近本屋に寄ってなかった。

さて物語です。
川崎市にあるベッド数550を超える大規模医療機関のリスクマネジメント担当顧問の広瀬知剛が主人公。警視庁公安部警部で退職、リスクマネジメントの会社を興しこの400名を超える医師、900名の看護師を有する個人病院のリスクマネジメント顧問も担当している。羽田に近いためVIPの急患のも対応している。院内暴力、セクハラ、暴力団関係の患者の対応までトラブル処理に追われています。
ある日、財務大臣が救急で運ばれてきた。病理検査の結果事件の可能性があった。そこで院内刑事の彼の極秘の捜査が始まるのです。

まず書店で本書を見た第一印象。「わ、また新しい主人公が、新シリーズが始まる」嬉しいやら、購入する本が増えた。と言った感じです。
さらにあえて言いますと、本のタイトルのもろな無骨なタイトルです。「院内刑事」当たり前な普通のネーミング。サブタイトルならわかりますが、普通すぎます。

さて主人公の活躍ですが。本シリーズでは、主人公が退職警察官です。「中退」と彼は言ってますが、警察官と言う立場ではなくなっている所が新しいです。ですが、公安部時代の彼の人脈はそのまま生きております。この辺が、サラリーマンの中途退職者とは違うのです。むしろ彼は以前に増して、人脈を広げ、今の職場でも活躍しているのです。
財務大臣事件に並行して、病身では様々な事件や不都合が発生していきます。この辺を解決していく手法は、ほかのシリーズの主人公と同様見事な活躍です。

財務大臣事件の捜査は、当然警察官でなくてはできません。主人公の推薦で奥多摩署で地域課課長をしていた警官が警視庁公安部に呼ばれ、単身秘密裏に捜査に入ります。彼の捜査で事件も解決します。
この捜査官が第二の主人公になって、このシリーズが始まる予感がします。

主人公が民間人、種々雑多な人間が集まる巨大病院、事件のネタは尽きないのでは。次作を早く読みたいです。

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