新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「にいはる里山センター」の旧宅拝見

2017-12-05 18:02:03 | ウオーキング
横浜市緑区の「新治市民の森」を二日間にわたってうろうろしてきました。初日は様子うかがいでした。二日目の今日は知人との撮影行です。
初日の昨日、曇り空でもあり成果はなかったのですが、帰り際「にいはる里山交流センター」の公開されている旧宅を覗いてきましたので、その報告をいたします。

公園の管理センターを出て、公園の外周際に気になる建物があり覗いてみました。


左手公園方向を見渡す丘陵地の中腹に、長屋門が見え、その奥に大きな母屋がありました。よくある田舎の旧家の佇まいです。


まず建物に近づきますと客を迎える立派な長屋門です。


長屋門を通り抜け前庭から振り返って、長屋門の裏側の眺めです。左右の小部屋は、案内の方の説明では、使用人たちが住んでいたのではと言ってました。
正面に見えるのは渋柿です。とろとろに熟しており、落し物に注意と書かれていました。それを狙って多くの小鳥が食べに来ていました。


前庭から一段上がったところにある立派な母屋です。一連の建物や敷地や周囲の緑地などは、住んでおられた方からの、「市民の森や、関連する施設として保存活用してください」として寄贈の申し出があったそうです。
中にも入らせていただいたのですが、この施設のすごいところは中に上がってもよく、部屋で休憩してもよいということです。一般的は、このような施設では土間から覗くことしかできないのが多いですから。


納屋です。長屋門の外にありました。


釜屋です。炊事場です。母屋の横にありました。実際住んでいた人が食事を運んでいたのか、それとも現在の管理している人たちが利用する台所を当時の雰囲気で作ったのか確認していません。


土蔵です。大正頃当時の長男が生まれたことを祝って建てられたと、案内板がありました。

最寄駅は十日市場駅です。現在駅周辺は開発が進み、団地やマンションなどニュータウンの様相を示しています。子供連れの若い家族に、本当の日本家屋の経験をしてもらえたらいいのですが。

私の世代では、これ以上の田舎の旧家をいくつも体験しておりますので、久しぶりの懐かしくなり、じっくり堪能したのです。また庭の手入れをしていたNPOの職員の方が大変親切でまた話好きで、1時間以上話し込んでしまいました。

さらにその時職員の方からとてもすごいものを教えていただき、さっそく写真撮影をしてきました。その特ダネ写真は明日と言うことでお願いいたします。
コメント
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