さて昨日書ききれなかった方徳資料館についてです。
方徳資料館は本殿裏側の静かな森にあります。この神域はこれまで禁足地として足を踏み入れられなかったそうです。現在も一般参拝者は入ることができず、私も毎年御朱印を頂いておりながら一度は入ってみたいと思っていたのです。
この森を「神嶽山神苑」と呼ばれます。今回御祈祷を受けたのでその人たちにこの神嶽山神苑の入場券が頂けたのです。
早速外門で受け付けを済ませ、手水舎で身を清め入苑です。まず最初にあるのが裏参拝所です。大明神を裏から拝するところです。心を引き締めて歩きます。
まだまだこの森は新しく、うっそうとして雰囲気ではありませんが、入場者が限られており静かな雰囲気です。池泉回遊式庭園と言うそうです。
「八気の泉」とか茶室、茶屋といろいろありましたが、お目当ての方徳資料館に直行です。
言い忘れましたが御祈祷も資料館も撮影禁止です。当然カメラを持参しておらず、これから述べる感激の品々をお見せすることは不可能です。
さて資料館のほとんどの展示物は、八方除けの起源なり成り立ちを説明する資料や実物の天測機などでした。また昔の天文方のジオラマもありました。ある程度は予想しておりましたし、関心もあり基礎知識も多少はありましたので納得の展示でした。
さてそのまま終了かと出口に近づいた時です。独立したガラスケースの目が留まりました。
宝剣、弓、箙、鏡があるではありませんか。すぐピンときました。伊勢神宮の「撤下御神宝下附」の品々です。別の神社でこのお話は聞いたことがあったのですが、実物を見るのは初めてです。
「撤下御神宝下附」と言うのは御存じ方も多いと思いますが、簡単に言いますと、20年に一回の伊勢神宮の遷宮の際、神様のお道具も全く新しく造り直すのです。これはなぜかと言いますとお道具の製作技術の途切れないように前回と全く同じ技術で新しく作成されるのです。20年たちますから全く同じものを作る苦労は並大抵ではありません。話によりますとこの前年までの御神宝は昔は土中に埋めていたそうです。
現在は伊勢神宮に関係の深い全国の神社に少しづつ分けられているそうです。
その御神宝が四点目の前にあります。ショーケースから動けなくなりました。
まず宝剣です。細身の小ぶりの直刀でした。古代の刀のあの直刀です。拵えは黒漆に赤い細いひも状の模様がありました。全部の特徴を覚えきれません。頭に叩き込んだのですか覚えきれません。次に丸鏡です。小型でしたのでガラスから遠く模様はよく分かりません。それよりも鏡を収納するよく気が細かい飾りと言いますか模様の彫り込んだ綺麗なものでした。よくある中国の印肉の丸い入れ物の高級品と言ったらわかりますか。
あとは黒漆の弓と、矢が入れられた箙がありました。弓と箙の知識がないので説明できません。
日本の武具製作の最高の技術で作られた芸術品で、興奮は収まりませんでした。
外門の受付の女性が暇そうなので、しばらくこの興奮を分かってもらいたく話込みました。「良かったですね」と当然彼女は言ってくれました。
もう一度入場券を入手して出かけてみたいと思っています。その時は御神宝の解説をメモってきますね。
いろいろあった一日でしたが、これのことですべて帳消しになったのでした。終わりよければすべてよしです。
方徳資料館は本殿裏側の静かな森にあります。この神域はこれまで禁足地として足を踏み入れられなかったそうです。現在も一般参拝者は入ることができず、私も毎年御朱印を頂いておりながら一度は入ってみたいと思っていたのです。
この森を「神嶽山神苑」と呼ばれます。今回御祈祷を受けたのでその人たちにこの神嶽山神苑の入場券が頂けたのです。
早速外門で受け付けを済ませ、手水舎で身を清め入苑です。まず最初にあるのが裏参拝所です。大明神を裏から拝するところです。心を引き締めて歩きます。
まだまだこの森は新しく、うっそうとして雰囲気ではありませんが、入場者が限られており静かな雰囲気です。池泉回遊式庭園と言うそうです。
「八気の泉」とか茶室、茶屋といろいろありましたが、お目当ての方徳資料館に直行です。
言い忘れましたが御祈祷も資料館も撮影禁止です。当然カメラを持参しておらず、これから述べる感激の品々をお見せすることは不可能です。
さて資料館のほとんどの展示物は、八方除けの起源なり成り立ちを説明する資料や実物の天測機などでした。また昔の天文方のジオラマもありました。ある程度は予想しておりましたし、関心もあり基礎知識も多少はありましたので納得の展示でした。
さてそのまま終了かと出口に近づいた時です。独立したガラスケースの目が留まりました。
宝剣、弓、箙、鏡があるではありませんか。すぐピンときました。伊勢神宮の「撤下御神宝下附」の品々です。別の神社でこのお話は聞いたことがあったのですが、実物を見るのは初めてです。
「撤下御神宝下附」と言うのは御存じ方も多いと思いますが、簡単に言いますと、20年に一回の伊勢神宮の遷宮の際、神様のお道具も全く新しく造り直すのです。これはなぜかと言いますとお道具の製作技術の途切れないように前回と全く同じ技術で新しく作成されるのです。20年たちますから全く同じものを作る苦労は並大抵ではありません。話によりますとこの前年までの御神宝は昔は土中に埋めていたそうです。
現在は伊勢神宮に関係の深い全国の神社に少しづつ分けられているそうです。
その御神宝が四点目の前にあります。ショーケースから動けなくなりました。
まず宝剣です。細身の小ぶりの直刀でした。古代の刀のあの直刀です。拵えは黒漆に赤い細いひも状の模様がありました。全部の特徴を覚えきれません。頭に叩き込んだのですか覚えきれません。次に丸鏡です。小型でしたのでガラスから遠く模様はよく分かりません。それよりも鏡を収納するよく気が細かい飾りと言いますか模様の彫り込んだ綺麗なものでした。よくある中国の印肉の丸い入れ物の高級品と言ったらわかりますか。
あとは黒漆の弓と、矢が入れられた箙がありました。弓と箙の知識がないので説明できません。
日本の武具製作の最高の技術で作られた芸術品で、興奮は収まりませんでした。
外門の受付の女性が暇そうなので、しばらくこの興奮を分かってもらいたく話込みました。「良かったですね」と当然彼女は言ってくれました。
もう一度入場券を入手して出かけてみたいと思っています。その時は御神宝の解説をメモってきますね。
いろいろあった一日でしたが、これのことですべて帳消しになったのでした。終わりよければすべてよしです。